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評価:
ロバート・デ・ニーロ,セルジオ・レオーネ,ジェームズ・ウッズ,ジェニファー・コネリー,エリザベス・マクガヴァン,ジョー・ペシ,エンニオ・モリコーネ,チューズデイ・ウェルド,トリート・ウィリアムズ
¥ 1,251
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これまで、1000本以上の映画を見てきましたが・・・
最後にどんでん返しのある、いわゆる想像もつかない結末のある
映画って、見た数の映画ほどはないんですよね。
ところが、この「ワンス・アポン〜」のラストには、思わず
悲鳴を上げてしまいました(小さく、ですが)。
小学生の私だけに衝撃的なラストだったのかと思いきや、一緒に
見ていた母も驚いていたのですから、大人が見ても意外な結末だった
に違いありません。
これは本当によく出来た映画だと思います。
そして何よりも、
切なかった・・・
私たちはマフィアではないのですが、この映画には何かこう、ノスタル
ジックなものが流れているからこそ、最後が切ないような悲しい気分に
なったのかもしれません。
ここから、
ネタバレを含みますので、ご注意を。
物語は、禁酒法があった時代のアメリカ。
貧しいユダヤ人少年ヌードルスは、マックスという年上の仲間を信頼し、
いつも彼とつるんでは小さな悪いことをして、小遣い稼ぎをしたり
異性を張っています。
他にも2人の少年も共につるみ、この4人組はいつも一緒でした。
主人公ヌードルス(デニーロの子供時代にあたる。)は、
ある日、バレエをやっている美しい少女に恋をします。
彼女もいつしか彼に恋心を抱くのですが、結局彼女は女優としてデビュー
する夢があり、その夢をかなえるために彼を捨てて、都会へ出てしまう
のです。
彼は大人になり、仲良し4人組でギャングとなります。
最初は成功していたのですが、ある日マックスは「銀行強盗をしよう」
と言い出します。そんな計画は無謀であるとデニーロ扮する青年は
止めるのですが、マックスは4人の中でいつもなんでも決める権限と
力を持っていますので、ヌードルスの声を聞かないわけです。
そこに、二人の生き様の違いが表れているんですよね。
ヌードルスはマックスにいつも、ある言葉を言うのですが、マックス
はそれを言われると(図星だからなのか)、激しく怒ります。
そう、マックスはハンサムで野心家で頭もいいのに、ヌードルスの
冷静さとヌードルスの刑務所へ行った理由について、ひどくコンプ
レックスを抱いているのです。
そんなマックスは、ヌードルスの意見を聞き入れてくれず・・・。
そして、ついに強盗の日がやってきます。
そこで、デニーロがしたことは・・・・。
ここからが、「ええ?」という展開が出てくるのですが、進むにつれ
違う「まじ?」や「ええ?!」が出てきます(笑)。
そして、最後の観客が受ける衝撃と言ったら・・・
私は、○○の息子が現れたシーンで「うっそーーー!!?」と言って
しまいました(苦笑)
そして、最後の、デニーロが阿片を吸いながら微笑んでいるシーンで
は、なんだか切なくなってしまいましたね。
でも、こんな気持ちを観客に作り出させることが出来るこの映画の
評価は、私の中では高いものでした。
DVD、買ってもいいかなって思ってます。