● 自己紹介
● 日記の分類−目次−


● 最近の日記
● 過去の日記【月別】
● 最近のコメント
● 最近のトラックバック
●お気に入り
Music is My Life
Music is My Life (JUGEMレビュー »)
福原美穂,sleepy.ab,ローラ・イジボア
外国の声量のある歌手と間違えるほどめちゃくちゃ歌がうまい!ノレる曲ありゃ切なくさせる曲ありで充実した1枚です。自分で曲を書いてるみたいですが、邦楽ならではのダサいテンポではなく、R&Bっぽい感じ。
訪問者数
ブログパーツUL5
AMAZONアソシエイト
● 携帯用CODE
qrcode
● その他

04
--
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
<< | 2 / 2 pages |
tape
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
tape
ブタがいた教室
JUGEMテーマ:映画
 
妻夫木聡主演の実話「ブタがいた教室」をやっと見ました。
 
子役たちが結末を聞かされていない(台本がない状態で)リアルに演技
して大泣きしていたシーンを、なにかの紹介番組で見て興味をそそられ
ていた映画です。
 
6年2組の担任の星先生が教室に子豚を連れてきて、「飼育して、大きく
なったらみんなで食べよう」と提案します。命の授業、というわけです。
子供たちを命と向き合わせたかった星先生。
 
子供たちが、食事の前に「いただきます」と言わなくなってきた世代。
星先生は、命を育て向き合うことで、何かを学んで欲しかったのでしょう。
 
最初は「くさい」とか「面倒だ」とか、そう言った言葉が児童から聞かれると
思っていたけど、意外にも子供たちはせっせと子豚の世話を始めるので
す。しかも、”Pちゃん”という名前まで付けて・・・。
 
名前なんか付けちゃうと、愛着がわいてしまって食べることに躊躇しちゃう
と思った大人は反対するのですが、Pちゃんで決定。案の定、子供たち
はPちゃんに愛情を注ぎ、Pちゃんの動きに一喜一憂し、Pちゃんを
家族・仲間のように思い始めます。
 
 
私自身、最初「名前なんかつけたら食べられなくなってしまうよなあ」と
思いながら見ていたのですが、きっと名前がついてなくても、これだけ
共に時間をすごせば名前が有る無いなど、関係なくなってくるかも知れ
ないなと思います。
 
卒業が近づくにつれ大きくなるPちゃん。そして、Pちゃんの行く末を考え
なければいけなくなった児童たち。
 
クラスでPちゃんをどうするか話し合うシーンには、時間がかかっていま
したが、卒業式のギリギリまで討論を続けた児童たちが、それほどまで
に子豚ではなく”Pちゃん”という仲間の命を討論したということを表現し
たかったのでしょう。
転校生役の少女が、「命の長さは、誰が決めるのですか」と言った台詞
や、肉屋の少年が「殺すのと食べるのは違う。殺すというのは、命をただ
奪うことだ。食べるというのは、その命を受け継ぐことだ。だから、食べる
ということはただ単に”殺す”ということとは違う」と言った台詞が印象に
残っています。
大人顔負けの討論で、長いシーンでしたが退屈しませんでした。
 
あと印象に残ったのは、ある児童の父親が「息子が魚が嫌いで食べ
なかったけど、Pちゃんを育てていくうちに食べるようになった。
魚の身がしまっているのは、一生懸命生きた証だからだと言ったら
魚を食べるようになってきてね」と星先生に言うシーン。
 
命の長さは大切ではない、懸命に生きたかどうかが大事。
この映画を見ていて、そんなことを感じました。
 
Pちゃんの最後は、クラスの投票で決めることになるのですが、票が
半分に分かれてしまいます。そこで、星先生にゆだねられた結論。
 
きっとこの映画は、家族や知人と見た場合に必ず「あなたなら、どう
する?」という質問が飛び交うでしょうね。
 
欧米では、躊躇なくバンバンと家庭で普通にブタや牛を処理していま
すので、その辺が日本の文化とはまた違う何かがあるのでしょうけど。
 
DVDを買うほどではないにせよ、1度家族や学級で一緒に見てみる
と良い映画だと思います。
 
 
 
ー ご覧になった方。
          皆さんの間では、どんな話が出ましたか?
邦画20:28comments(0)trackbacks(0)
tape
ジョゼと虎と魚たち
JUGEMテーマ:映画

世間を敵に回すようですが、妻夫木聡ってあまり好きじゃないん
ですよ。なんか、そんなにいい俳優かあ??って思うというか。
ドラマ「オレンジロード」で、柴咲コウと共演して「コウちゃん、かわいい」
「かわいい♪」と褒めまくってたら恋人役なのをいいことに口説き落とした
ところが、何故か気に入らないのもあるのかもしれません(爆)
まあ、これってどうでもいいことですけど(笑)

でも、この映画の妻夫木君は良かったです。
特にラストシーンは、切ない気持ちにさせてくれました。
でももっと良かったのは、池脇千鶴です。
あんな童顔な顔だし、なんかあんなに大胆な演技もするんだなって
感心。関西人だからか関西弁もなんなく駆使。
あんなベタな感じで話す人って関西人でもそうそういないですけど。
若いのにおばちゃん臭い関西弁っていうか。
まあ、世間知らずのようで世の中を悟っているよなジョゼには、
あの話し方がピッタリだったとも思います。

ふとしたことで知り合った妻夫木君扮する若者と、家の中でしか
ほとんど生活したことの無い足の不自由なジョゼの異色な恋の
物語。惚れたはれただけを描いたような映画じゃなくて、何かこう
それだけじゃない人間の持つ弱さとかも描いていて、最後まで一気
に見ちゃいました。

なんか、あんなような経験をしなくても、妻夫木君の演じた青年の
気持ちって分かるんですよね。あの複雑なジョゼへの気持ち。
なんだか切ない映画でした。

これ、もう1回見てみたいなあ。
 
邦画22:55comments(0)trackbacks(0)
tape
魔の刻
これは、面白い映画なんでしょうけど、なんだか岩下志麻の演技が
妙に母子相姦の気持ち悪さを誘って気持ちの悪さがあり、評価を
4から3にしました。
本当なら、それだけ岩下志麻の演技や演出がすごかったってこと
なんでしょうけど、やっぱり自分にはあの母親の息子への態度に嫌悪感
を抱かずにはいられず、ちょっと(吐きそうな意味で)むかむか
してくるのですよ。

子供の頃に見た作品なのですが、”男と女”の関係についての意味を
大人になった今ほど理解していないため、大人になって見たときほど
の気分の悪さはなかったのです。
とりあえず、悪いことをしているお母さんと息子の映画で、切ない
映画だなというくらいしか。

でも、大人になって見てみると、やっぱり大人の常識からしてあの
母息子の関係(ベタベタ度)は気持ち悪すぎますね。
岩下志麻が、妖艶すぎてそれがまた気持ち悪いのですよ。
妖艶すぎて気持ち悪いってすごくないですか?
普通、妖艶って別に気持ち悪いものではないと思うんですけど。

母子相姦の関係を持ってしまった母息子の、息子”深”は、母親
から逃げるように家から飛び出し、漁村で暮らしているのですが、
そこへ母親が追いかけてきて、息子の生活が見られる範囲にアパート
まで借りて住みだす始末。腕を組んだり、ベタベタひっついたり
「キスして」と息子にねだったり、気持ち悪すぎです。
息子に”女”の部分を見せるのが怖いですよ。

でも、あの色っぽさは男はなんだか惹かれていって、いや引かれて
いってしまうんでしょう。「だめだめ。危険だ」と思いながら、
誘い誘われてしまう何かを持つ女(母)を演じているのが岩下志麻
です。

この母親、寂しかったのでしょう。
息子を追いかけ家を出て行ったものの、夫のいないはずの家にも
電話してたりしますしね。
ずっと女でいたかったし、ずっとそれを自覚させてくれる人と
一緒にいたくて満たされていたかった女の物語なのかもしれません。
ラストの後、あの母親がどういう人生を送ったのか見たい気が
しました。

ただの母子相姦を描いた作品じゃないのは確かですね。
興味がある方は、レンタルしてみてはいかがでしょうか。




JUGEMテーマ:映画


邦画18:03comments(0)trackbacks(0)
tape
鬼畜
岩下志麻、緒方拳主演のサスペンス「鬼畜」を子供の頃に見たん
ですが、サスペンス性よりも残忍性が印象的でした。

愛人との間に子供を3人も作った男(緒方)は、その子供を引き取る
ことになったのですが、子供がいない本妻(岩下)が、子供を憎み
いじめ通すシーンが強烈です。挙句には、子供が邪魔になり、子供を
一人一人・・・・

一番下の3歳くらいの子に、無理やりご飯を口に押し付けるシーンで、
子役の子は本気で泣いています。
(まあ、演技なんかちゃんとできる年齢じゃないので、よく分からない
まま出演して、岩下の気迫に怖くなって泣いたのが大きいと思います)。

岩下志麻の迫真の演技のせいで、子役たちはカメラの回っていない
ところでも怖がっていた、というエピソードも。

後に、ビートたけしと黒木瞳が再演しましたが、先に岩下の「鬼畜」
を見たら、ビートたけし&黒木のバージョンは「糞」に見えますね。

最後、若かりし頃の大竹しのぶが、婦人警官役で登場しています。



JUGEMテーマ:映画


邦画23:54comments(0)trackbacks(0)
tape
羅生門
芥川作品って、人間のエゴイズムを描いている作品が多いのですが、
これもそのひとつです。

三船敏郎扮する盗賊が、森の中を歩いて移動中の夫婦に襲い掛かる
のですが、意外な展開が待っています。

夫婦の夫の「男の見栄と意地」
妻の「女としてのプライドと、ささやき」
そして盗賊の男の、これまた「見栄」。

これらが入り混じって、奇妙な展開になるのです。

夫と盗賊が戦うシーン、なんだか笑えます。

この作品を、天海祐希と金城武、豊川悦史でリメイクした
「ミスティ」という作品がありますが、あれは駄作。
絶対にこの作品のほうが面白く仕上がっています。

ちなみに、確か小説の「羅生門」って、こんな話じゃなかった
んですよね・・・。高校生のときの教科書に羅生門が出ていた
のですが、老婆が出てきたはず・・・
結構暗いお話でした。
芥川龍之介は、すごい作家だと思います。



JUGEMテーマ:映画


邦画23:21comments(0)trackbacks(0)
tape
誰も知らない
評価:
柳楽優弥,北浦愛,木村飛影,清水萌々子,韓英恵,YOU,是枝裕和
バンダイビジュアル
¥ 2,660
この映画がカンヌ映画祭か何かで受賞したときに、この映画の
ベースが実話だと知って、どんな実話だったのか調べてみたことがあり、
この映画を早く見たいと思ったものでした。

しかしながら映画には、実話にある悲惨さは、あまり描かれていなく、、
結構楽観的な空気も感じなくは無かったので、ちょっと拍子抜け
した感じもします。

長男以外の子供達の存在は(下に2,3人弟と妹あり。)大屋さんには
内緒でアパート契約した母親と長男。父親は存在しません。
母親は男を見つけ、出て行ってしまったまま徐々に帰らなくなり、
お金も底尽きた長男と兄弟達の生活を描いています。

実際には、非常に残酷な話ですよね。
母親も無責任だし。その母親の無責任さは描けていると思いますね。

子供達も自分達が捨てられている、ということをあまり実感しない
まま楽観して生活しているような感じです。実際も、そうだったかも
知れませんね。
いつも帰ったり帰ってこなかったりする母。
いつも、外に出られない生活をしている子供達にとって、母のいない
生活はありふれた日常だったのでしょう。
そして、そんな日常だったので”常識”というものを知らずに
育っていった長男とにわか友人達のとった行動、の真実を、事実
通り見せてくれてたら、もっと重みの有る映画になっていたのでは
ないかと思います。

そう、もう少し重みが欲しかったんですね。

実際の彼らはあれからどうなったのか、気がかりです。



JUGEMテーマ:映画


邦画11:38comments(0)trackbacks(0)
tape
害虫
評価:
宮崎あおい,田辺誠一,蒼井優,沢木哲,石川浩司,天宮良,伊勢谷友介,りょう,塩田明彦
¥ 1,907
蒼井優が出ているってことで見たんですが、蒼井優のほかにも
「宮崎あおい」という素敵な女優さんを見つけました。

宮崎あおいの作品は「いぬのえいが」を見ただけですけど、
そのときは何も思いませんでした。宮崎あおいじゃなくても
いける映画だったからでしょうか。
でも、この「害虫」で、北サチコを演じるのは、宮崎あおい
だったから、サチコの独特のムードが出せたのかもと思います。

必ず、サチコのような生徒は、自分達の時代にもいたような
気がします。ちょっと謎の私生活で、クラスメートたちとは
どこか違った存在、大人の世界に足を踏み入れている存在の
中学生・・・。

そして、その子たちは、サチコのようにして、”普通の中学生”
から外れていったのでしょうか・・・。

この映画は、最初はひょうひょうと、どこかコミカルに
進んでいくのですが、途中からサチコの心の闇の重さが、
ところどころに出始めます。
そして、最後のほうで、サチコがふざけて”きょーすけ”と
行うあることが、心に刺さり、そしてラストは、見終わった
後にもドーンと暗さを残します。
見終わったあとに、重くなるというか。

ある意味、心に刺さる映画でしたね。

DVDを買う
DVDを借りる、といいと思います。
邦画20:04comments(0)trackbacks(0)
tape
フラガール
評価:
松雪泰子,豊川悦司,蒼井優,山崎静代,岸部一徳,富司純子,李相日
¥ 2,600
いやあ、「フラガールはいい映画だ」って聞いていましたけど、
良かったですよぉ〜。

蒼井優という女優さんは、若いのに落ち着いていて、なんだか
光るものを感じますね。
そして、やっぱり富司純子はすごいんだなって思いました。

彼女の映画って「ふたり」しか見たことがなかったんですよ。
そのとき、中嶋朋子と石田ひかりの、情緒不安定なお母さんを
演じていて、うまいなあと思っていたんです。
そして、この映画でも、あんなきれいな炭鉱婦人いないんじゃ
ないの?とか思いながらも、やっぱ惹きつけられる役の一人で
した。

大女優だった大地喜和子さんが、富司純子の娘の寺島しのぶ
と共演することになったときに、(寺島のデビューだったかな)
「お母さんの映画みたことある?」と聞いたそうです。
寺島しのぶは「ありません」と答えると、大地は一言。
「見ないほうがいいわよ。自信無くすから」。
それほど富司の演技は素晴らしいということが言いたかった
そうです。

確かにうなづけます。

豊川悦史を好きじゃないのですが、この映画の彼は、なんか
素朴で良かったです(-c_,-。)

松雪泰子も、頑張ったなー。

好きなシーンも一杯出来ました。
例えば、岸辺一徳が「いい女になったな」っていうシーン、
良かったな〜って。
勿論、最後の完成ダンスもいいし、蒼井優の一人練習シーンも
良かったし、そのほかもろもろ。


フラダンスなんかヌードショーじゃないのってレベルの子たち
が、食べるために始めたこのフラダンスを、一生涯のものと
していく熱意と努力が、なんか感動を呼びますね。

特に大笑いするようなシーンはないにしても、ほのぼのとさせ
また泣ける映画でした。実話、ということを知らないで見たので、
後で実話と知って、すごい!と思う気持ちが増しましたね。

邦画02:50comments(0)trackbacks(0)
tape
パッチギ !
評価:
塩谷瞬,高岡蒼佑,沢尻エリカ,井筒和幸,松山猛,羽原大介
邦画はどうも、見るに気が進みません。何故なら、台詞がきかなり
聞こえづらいから、何を言っているのか分からなくて、嫌になって
くるのと(わたしゃ、外国人ではありませんヨ)、内輪受けみたい
な話が多いからです。

この作品も気が進まなかったのですが、何かの予告で観て”面白そう”
と。

”ちょっと余計ちゃう?”シーンが多いというか、無駄なシーンが
多いとは思いますが、必要なシーンだけを考えてみると、なかなか
良い話だったと思います。

昭和60年代の設定だったと思うですが、京都の在日朝鮮人と日本人の
日常と問題、また日本人高校生の康介が、在日の女の子(沢尻エリカ)
に恋をすることを通して、在日の深い問題を表現し、また”交わって
心の国境をなくしていこう!”というのがテーマの映画でした。

ネットでは「韓流ブームにのって公開し、儲けようなんて魂胆が
あるんじゃないの?」という意見もありましたが、韓国ブームが
なくとも、この”在日朝鮮人”の問題は、昔からあるのです。

私には、在日の知人が何人か居ましたが、やっぱり、同じ国に
住んでいるのに、日本人として交わろうとしない部分、いや、交われ
ない部分が彼らの世界にはあるのを感じてきました。

これは、在日に限らず、外国人といざ結婚、となるときには必ずと
言っていいほど起こる問題だと思います。
ちなみに、アメリカ人の女性の友人達は、皆口をそろえて
「日本人男性とは結婚したくない」と言っていました( ̄Д ̄;)
「なんでも家のことは奥さんにさせて、横柄だから!」
だそうですびっくり
・・・ま、当たってるとは思うけど(汗)

話はずれましたが、
宮崎あおいと結婚した高岡蒼佑が、在日高校生の番長を熱演して
います。なんかぴったりの役で、彼は他の役だと、どんな演技をする
のだろうかと見てみたくなりましたね。
オダギリジョーも”あんな役”で登場し、彼らしいと微笑ましく
見ていました。主役の高校生に、自由と勇気を教え与える近所の
青年を演じていますが、旅行から帰ってきたあとのオダジョーの
格好がかなり笑えます。

んで!。
今、話題の若手女優の沢尻エリカ。彼女の映画(ドラマを含め)
初めてみましたが、いや〜、関西弁も上手だし、自然な感じでかなり
好感持ちましたね。どちらかというと私は、長澤まさみ派だったん
ですけど(笑)、沢尻エリカのほかの作品も観たくなりました。
ただ、かわいいというのではないことが、よく分かりましたね。


必要以上に下ネタがあったり、暴力シーンがあり、なんだかあまり
いい気持ちがしない部分もありました(そういうネタで、引っ張らない
映画が好きなので)が、暴力シーンで一つ気づいたことがあります。
役者さんたちが、本気で(棒で)叩いたり、殴ったりしてないような
感じで、手加減している風な演出なんですよ。
棒で殴るときでも、頭や顔じゃなく、腰やお尻だったり。
これで、ちょっと白々しさを感じる人も色かもしれませんが、
実はあの頃の喧嘩や今の40代前半の年代の人の喧嘩って、あんなだった
らしいんです。学生時代、喧嘩に明け暮れた友人いわく、殺す気が
ある喧嘩ではなく、手加減もしながら、殴ったり蹴ったりするような
喧嘩だったり、決闘の日をお互いに知らせて喧嘩したり、大勢で
一人を・・・というより、一対一が主流だったとか。

そんな時代の懐かしさやルール、またあの頃のよき時代を描きながら、
もっと国境をなくして繋がっていこう、理解し合っていこうっていう
メッセージを、この映画から感じることが出来てよかったです。

邦画23:56 | - | - |
tape
愛を乞うひと
出演   原田美枝子 中井貴一 熊谷真実 野波麻帆



私はあまり邦画は見ません。内輪受けのような話の作品が多い
のと、台詞が非常に聞きづらいこと、またダラダラと意味もなく
進む作品が多いからです。また「ところでテーマは何?」と言いたく
なるものも多いです。

でも、この「愛を乞うひと」は別でした。
この作品は、日本アカデミー賞を総なめし、私の好きな女優の
原田美枝子が、当時久しぶりに映画復帰するということで、
大変楽しみでした。

原田美枝子の演技は、迫力がありました。その迫力のせいで、原田
の子供を演じた野波麻帆は、その迫力に圧倒されたと後のインタビューで
話していました。実際、原田美枝子扮する豊子の虐待シーンには
息を呑んでしまいます。


これは、下田治美の原作を映画化した作品ですが、ラストは本と映画
では若干違って来ます。私個人としては、映画版のラストの方が心に残り
ました。

 原田美枝子は、この映画では主人公の照恵、そして照恵の母である
豊子の二役を演じます。夫から三歩下がって・・・というような、
大人しく控えめな照恵とは違い、母の豊子は奔放で気性が荒く、男を
次々と変える母親。この二人を演じ分けます。

 照恵は、義父の死をきっかけに、幼い頃に死に別れた父のことに思いを
馳せます。自分に虐待を加え続けた母とは違って、自分を大切にして
くれた父の遺骨が手元にない為、照恵は父の遺骨探しに出ることにします。
知らなかった父の経緯を知っていく中で、虐待してきた、今は生き別れた
母との記憶も鮮明になってきます。
「何故、母・豊子は弟(父親が違う)に虐待は加えなかったのに、
自分には死ぬほどの虐待を繰り返したのだろうか。」
「自分は娘が産まれて、こんなにも愛しいのに、
母は私の事が愛しくなかったのだろうか」。
 照恵は、遺骨探しをするうちに、次第に母の虐待の理由を見つけていくのです。

 照恵と娘のこと、また母と父の関係、母と自分の関係が次第に明らかに
なっていくのですが、私はラストの照恵の言葉に、ボロボロと泣いてしまい
ました。自分と何か、重なる事があったからなのかもしれません。

 この映画のポイントの一つに、「何故豊子は、照恵にだけ虐待をしたのか」
ということがあると思います。
 照恵が幼少の頃、父親は、娘を虐待する妻から守ろうと、照恵を連れて家を
出て行ってしまいます。しかし、照恵は父と死に分かれ、児童養護施設に入れ
られるのですが、なんと豊子が引き取りに来るんですね。
 豊子は、父親が違う弟には虐待を加えないのですが、照恵にだけは異常な
ほどの虐待を加えます。
 そこで視聴者には、一つの疑問が起こるはずです。
「何故?」
「虐待するくせに、どうして引き取るのか」。

 虐待とは、憎しみだけがもたらす行為である、というイメージがあります。
 愛していれば、相手を傷つけることなど有りえないと。
 でも、この映画を見て、虐待の深層に、「愛しているからこそ起こる」と
いうことを見たような気がします。
 実際の生活の中でも見受けられますよね。
 「恋人を異常なほど束縛する」
 「ストーカーする」
 「疑心で恋人を殴り、殴った後に後悔したり優しい話し方になったりする」
そして、束縛する人や恋人を殴る人はいうのです。
「愛しているからだ」と。
・・・こういう事は、もしかしたら似たような気持ちなのかも知れません。

 映画の中盤で、豊子と父親の出会いのいきさつを描く場面が出てきます。
 豊子は、育ちも悪く(多分、自分自身が親に愛されなかった)、口も悪い。
また、派手で生意気で男好きで奔放な、当時では浮いた存在です。自分に
よってくる男は、ダメ男か身体目当て、と、豊子には思っていた節がある
ようです。
まあ、類は友を呼ぶ、ですから、仕方がないことなのかもしれません。
ところが、ある日、自分の身体目当てでもなく、誠実で勤勉で真面目な
」好青年である在日中国人の中井貴一扮する青年と逢い、彼女は「本当の
愛とは何か」を初めて感じるのでしょう。彼女は、彼無しでは生きて
いけないほど、彼を愛します。
しかし、愛された事がないであろう彼女は、愛し方も知りませんでした。
子供を妊娠したとき、彼女が最初に思った事は「嫌われる!」でした。
だから子供をおろす、と。また、次に思っていた事は「子供に彼を取られる」
ということでした。勿論、彼はそんな人ではありません。誠実さに変わりは
なかったようです。

「自分の愛する男を、この子供のせいで失うかもしれない」「夫を盗られる」
「妊娠した自分を嫌うかも知れない」
「夫の愛を失うかもしれない」「だから、この子が憎い」
「照恵という子供を愛するときに、夫を愛せなくなるかもしれない怖さ」
「愛する男との間の子だからこそ、大事な存在」「だからこそ憎い」
そういう様々で複雑な意識が豊子にはあったのかもしれません。
また、父親違いの息子(照恵にとっては弟)のことは、豊子は
一切虐待しません。それは、中井貴一ほど愛した男、との間の
子供ではないので、彼を盗られるとかそういう憎さはないのでしょう。
豊子がそんなに憎い照恵を引き取ったのも、今度は「愛する
男を奪った存在」として憎かったのでしょうか。
それとも「唯一愛した人との形見である娘」を、手元に置いて
おきたかったのかもしれません。
しかし、本当のところは私には分かりません。

今の医学で言えば、豊子はなんらかの人格障害を持っていると
思われます。反社会性、境界例、など・・・。
それらの障害の要因の一つとして、生い立ちにあるといわれて
います。母親から自分の都合で「愛されたり」「突き放されたり」
した子供、または幼少期にストレスになるような虐待や出来事が
あったときに、そうなると言われていますが、豊子自身が両親に
愛されなかったのかも知れません。だから、愛し方も分からずに、
虐待したと言うことも考えられます。

 豊子が照恵を思いっきり殴っていたかと思えば、
「お前は髪をとくのが上手だねえ」と褒めるシーンがありました。
これが、ラストのシーンで照恵がいう台詞に大きな意味を持たせます。
 泣けましたね、この映画。泣けました。
邦画19:59comments(0)trackbacks(0)