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評価:
ジュリア・ロバーツ
¥ 1,325
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悪くないんですけどね。ただなんとなく、あまり感情移入しにくい
映画だったな〜と思います。
教師が学生の気持ちを変えていく映画は沢山ありますね。
「今を生きて」や「ダンスレボリューション」もそうですし、
「同い年の家庭教師」だってそうです。
この映画にも、そういう要素があるんですが、何かこう、イマイチ
ジュリア・ロバーツ演じる女性に共感にしくい部分があって。
多分、奔放すぎたのか、極論過ぎたような気がします。
名門女子大の教師になることを憧れたキャサリン(ジュリア・ロバーツ)
が、その学生たちの優秀さに驚くとともに、名門というのも実は
花嫁修業大学みたいな感じの部分、つまり”女性は家で夫を立てて
いるもの””自立することなどもってのほか”というような考え
に落胆を覚えるのです。
教科書の予習は完璧にするけど、教科書以外のことについての議論
や発想はないこの大学で、キャサリンは独自の授業を展開して
いきます。それによって。学生たちは少しずつ自分を見出して
いくのです。
家庭を守ることも、今の世の中にあってすごく大事だなと考えて
いる私は、今で言う”古い人間”なのでしょうかね(笑)。
自立が駄目でもないし、家庭にこもりっきりがいい、というわけ
でもないんです。ただ”守らなければいけないものの優先順位”
は、やっぱり私、家庭だと思うんですよねえ。
家庭を守らなくなってしまった今の時代、悲しむべき事件が増えて
いますから。
でも、この映画の映像や音楽、雰囲気は実はすごく良かったですし、
ジュリア・スタイルズ、キリスティン・ダンスト、マギー・ギレンホール
が良い味を出していました。皆、若いのになかなかいい役者ですね。
DVDを買ってもう1度見る
テレビ放送があれば見る
1回見ればそれでいいかな、という感じです。
でも、ほのぼの系の映画でした。心温まる部分があり、そこは評価
したいと思います。