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評価:
(2009-05-02)
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韓国映画ってかなりの比率で面白い映画に当たるんで、一時は
頻繁に見ていたのですが、最近興味をそそる韓国映画がなかっ
たんです。
そんな折に、鑑賞の機会があったのが、この「ファムファタール」。
「夏の香り」という韓国ドラマで有名なソン・イェジンが、悪女に扮
しています。
そう、ファムファタールって男を誘惑する悪女を意味するんです。
でも、この映画のイェジンが演じるチャンミは、悪女のようですが
悪女でもないんじゃないかな。
ソン・イェジン扮するチャンミが、凄腕のナイフ使いの男と組んで、
スリ集団をやっています。スリで設けて、会社も興している。
いつ裏切ってもおかしくないようなほかの男二人も仲間にして、
スリの派閥争いを鎬ながら過ごしているんですが、そこでスリ
摘発の班に所属する刑事デヨンと知り合い、そのことで思いも
かけない方向へ転がっていくんですよね。二人の運命が。
チャンミが「凄腕の伝説の女スリ師」と仰いでいるマノクおばさん。
これを演じる女優さんは「冬のソナタ」でおなじみですが、
かなり引き込ませます、演技が。すごいね。この映画は、この
女優さんのお陰で、かなり感情移入できるようになってます。
ラストは切ない。こういう味は、さすが韓国映画ならでは、
です。スピンオフで、この伝説の女スリ師の姿を描いた
作品が見たいです。
DVDを借りて見てもいい作品だと思います。