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Music is My Life
Music is My Life (JUGEMレビュー »)
福原美穂,sleepy.ab,ローラ・イジボア
外国の声量のある歌手と間違えるほどめちゃくちゃ歌がうまい!ノレる曲ありゃ切なくさせる曲ありで充実した1枚です。自分で曲を書いてるみたいですが、邦楽ならではのダサいテンポではなく、R&Bっぽい感じ。
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イルマーレ
評価:
キアヌ・リーブス,アレハンドロ・アグレスティ,サンドラ・ブロック,ディラン・ウォルシュ,クリストファー・プラマー
¥ 3,111
キアヌ・リーブス、といえば「マトリックス」シリーズの
イメージがかなり強いし、マトリックスシリーズは大人気です。
ですが、私は実は、キアヌのラブストーリー物が結構好きなん
ですよね。

これまで、彼の作品の中で見た恋愛物は
「スイート・ノーベンバー」
「雲の中で散歩」
がありますが、これらは私の好きな作品なんですが、
今回、韓国の同名映画をリメイクしたイルマーレも、その中に
入れたいなと思いました。

話の展開は、なんとなく最初から読めるんですが、なんだか
じんわり柔らかい、それでいて結構情熱的でロマンチックな映画
だったと思います。

サンドラ・ブロックも、おちゃめな女の子か、アクション映画の
女優、みたいなイメージもちょっとありますが、こんな大人な
演技が新鮮でしたね。

キアヌは、シャーリズ・セロンとサスペンス「ディアボロス」で
共演した後、スイートノーベンバーで、恋愛関係を演じてくれて、
映画ファンにすれば、”良いおまけ”って感じで、違う関係で
また二人が見れるって結構いいんですけど、このサンドラとも
「スピード」で共演して以来、またこうやって関係を変えた形で
共演してくれて嬉しいですね。


中国人と白人のハーフであるキアヌが、クリストファー・プラマー
と親子関係の役であったのは、ちょっと違和感がありますし、
”え、それっておかしいんちゃう”と、時代を行き来する作品には
ありがちな疑問も浮かぶかもしれませんが、まあ、そういう屁理屈
を抜きにして楽しんでいただければ(笑)。

この映画は「ジョーブラックをよろしく」と同じで、
”こんなに感性の合う、相手をよく知らなくても惹かれあう、
人生の中で合う唯一の存在”
ということを、見せたかったのではないでしょうか。

恋愛00:09comments(0)trackbacks(0)
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ハンガー
評価:
カトリーヌ・ドヌーヴ,ホイットリー・ストリーバー,トニー・スコット,デヴィッド・ボウイ,スーザン・サランドン
デビッド・ボウイ(歌手)とフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーブ
という異色の組み合わせの、ヴァンパイヤ物の哀しいホラーです。


カトリーヌ扮するヴァンパイヤは、何世紀も生き続けているような
ヴァンパイアで、人間の恋人の血を吸っては仲間にし、”永遠に生きる”
ことを共にしようするんですが、本来は人間であるそういった恋人
たちは、ある時期が来ると急に老化が始まって、いくら若い血を吸って
も老人になっていくのを止められないで、死を迎える運命です。
そんなドヌーブ扮するヴァンパイヤの、新たな恋人になったデビッド・
ボウイ扮する男とドヌーブの、哀しい絆と孤独を描いている作品です。

一応ジャンルはホラーですが、ホラーっぽくないですね。
ヴァンパイヤの冷たさと、何千年と生き続けなければいけない孤独
を、哀しげに妖しげに描いています。

恋人が急に衰え始めるところなんかは、哀しげなシーンですね。

タイトルの”ハンガー”は、英語のHUNG(飢える)から、”血に飢えた
人”を表していますが、内容はそういう狂気に満ちた血なまぐさい
映画ではありません。

この”物悲しさ”が受けたのか、アメリカで連続ドラマ化されて
いたようです。

ちょっと映像が妖艶な美しい感じで、ドヌーブにぴったりかもしれ
ません。
「シェルブールの雨傘」のときほどの美しさはなくても、少なくとも、
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でおばちゃん化してしまった、あの
ドヌーブではありませんので安心してご覧になってください(笑)
ホラー23:59comments(0)trackbacks(0)
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ホワイト・ライズ
評価:
ジョシュ・ハートネット,ポール・マクギガン,ローズ・バーン,マシュー・リラード,ダイアン・クルーガー,ジル・ミモーニ,ブランドン・ボイス
原題は、この映画の中で主人公が心から愛する恋人と初めてデートした
ときに来た公園である”ウィッカーパーク”。
でも、日本語タイトルでは「悪意の無い嘘」という意味の「ホワイト
ライズ(白い嘘たち)」という意味になっています。
それは、悪意の無い嘘が、人を心まで苦しめたという意味なのかも
知れませんが、見終わった後に思うことは、









悪意があるってば!!(笑)




こんなの、犯人は明らかに悪意があるでしょ!(笑)
と突っ込みたくなりますね。

この映画は一般的に見たら、サスペンスとしてはがっかり、
かもしれません。どちらかというと、恋愛映画ですね。

でも、誰かを心から好きなまま別れたことがある経験のある人には、
何か心にしみる映画かもしれません。


主人公のジョシュ・ハートネットって、こんな演技も出来る
んだな〜という感じで、リサという女性に一目ぼれして愛しぬく
好青年を演じています。

ジョシュは、リサ(ダイアン・クルーガー)を心から愛していたし、
互いに愛し合っていたと思っていたのに、ある日突然、リサが
姿を消すんです。自分を捨てて・・・。
数年後、ジョシュが婚約者を伴って、商談相手と会っているレストラン
で、なんとリサとそっくりの人を見かけ、思わず後を追ってしまう
んですが、リサが戻ったアパートには見知らぬ女性が・・・・

ここには、うまく出来たからくりが明かされていき、「え・・・」
「ある意味、残酷・・・」と思う展開です。

過去と現在が交差するシーンが多く登場する映画にありがちなように、
この映画もまた、一瞬、過去なのか現在なのか分かりにくいのが
難点。

しかし、映画「トロイ」で共演したダイアン・クルーガーと
ローズ・バーンが、またこの映画で共演し(こっちが先の共演だった
と思いますが)、特にローズ・バーンは熱演ですね。

過去と現在のシーンの意味も、見ていく中で整理できていくと思うし、
時々「え!?まさか?」と驚かされる展開もあったりして、面白い
と思います。

個人的には、あの結末は本当にいいな〜と思いますが、サスペンス
性に期待した人には、ちょっと・・・かも?


余談ですが、この映画のダイアン・クルーガーですが、最初、親友の
舞台女優(米国人)かと思い、「あれ?映画に出るようになった?」
とまで思うほどそっくりで、親友が出てるかのように鑑賞していま
した。
ダイアン・クルーガーは元々ドイツ人で、フランスに住んでいる人
ですが、その米国人の親友も”アメリカ人!”って感じじゃなくて、なんとなくヨーロッパ系な
所だったので、余計に見間違えましたね(いや、容姿もそっくりなん
ですけどね)
サスペンス06:27comments(0)trackbacks(0)
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始まった「LOST シーズン3」
日本ではまだ、レンタルが開始されていないのですが、スカパーや
ケーブルなんかでは、AXNチャンネルで「LOST シーズン3」
の放送が始まっています。今週は、第4話目の放送ですね。

とりあえず、シーズン3の1〜3話を見ましたが、実は3話目は
イマイチ。シーズン2の最後に、ハッチを爆破した後のエコーと
ロック、デズモンドが主に登場し、ロックを嫌いながらも彼の手伝い
をするチャーリーと、”他のもの”に解放されたハーリーも登場し
ます。

でも、ワクワクするのが1話目と2話目。
”他のモノたち”に捕らえられたジャック、ソーヤー、ケイトの3人
がどのように捕らえられているか、が明らかになり、またジャック
たちを助けにいったサイードとジンとサンも登場。
また、サンのお腹の子がジンの子なのかどうかも明らかになります。

いやあ〜、”他のモノたち”。
ますます「ええ?あんたたち、何者?どこからきたん?」と思って
しまうし、1話目の冒頭のシーンから驚きますよ。
「マジで!?」って。


ここから、私の推測話ですが、ネタバレありありなので、白文字で
書きます(読みたい人は、その部分をドラッグしたら反転して読めます)。



”他のものたち”のボスであるヘンリーは、ジャックに
自分は故郷と連絡が取れる」と言って、
ジャックは信じないので「テレビを見せます」よね。
でも、ヘンリーたちは「実際には、故郷へは帰れない身分」と思います。
何故なら、
本当に故郷へ帰れるなら、サイードたちの船を奪おうとする
必要が無いからです。

ダーマが「何かの実験要員あるいは職員として、”他のモノたち”を
雇ったけど、作戦が失敗に終わり、”他のものたち”は帰れなくなった

のかもしれません。

でも、誘拐するのは何故??

さあ、楽しみですね。
シーズン4の撮影は8月あたりから始まるそうです。

TVドラマ02:38comments(0) | - |
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U−571
評価:
マシュー・マコノヒー,ジョナサン・モストウ,ビル・パクストン,ハーベイ・カイテル,ジョン・ボン・ジョヴィ,デビット・キース
¥ 1,969
結構、個人的には「戦争ドラマ」、好きなんですよ。おばけ
P2なんかも、戦争物をやります。
自衛官の話を聞くのも好きだし。

んで、この「U−571」は、潜水艦に乗ってみたい自分としては、
ロマンのような映画でした。
自衛隊の人いわく「潜水艦なんて、外は見えないし狭いしで、何が
いいの?」って言われますけどね。何がいいのか自分でも分からない
のですが、海底にミステリアスなものを感じるからかも?

とにかく、これは歴史上に実際にあったことをモチーフに描いて
いるんですが、ドイツ軍の暗号を拿捕する使命を与えられたアメリカ
潜水艦が、ドイツ軍の潜水艦をやっつけ暗号を拿捕している最中に
自分の潜水艦がやられてしまい、敵であるドイツ軍の潜水艦に
乗り込みなおして逃げるしかなくなった隊の物語です。

潜水艦といえども、潜水できる深さには限界があり、それを超える
と水圧で潜水艦が大破してしまう恐れのある中、敵の潜水艦の追撃
から逃れるために、ぎりぎりまで潜ったり、魚雷をよけたりしながら
するシーンが迫力満点で、あっという間に、これまた映画が終わるん
ですよ。

似たような映画に、デンゼル・ワシントンの「クリムゾンタイド」が
あります。あれは、原子力潜水艦ですが、同じような場面が出てきます。
でも、こちらの作品は、アクションに徹しているので、理屈のああだ
こうだが含まれているクリムゾンタイドよりは、一気に見れると思い
ます。

これは、お勧めの一本ですね。
戦争ドラマ02:11comments(0)trackbacks(0)
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LOST
評価:
マシュー・フォックス,J.J.エイブラムス,エヴァンジェリン・リリー,ジョシュ・ホロウェイ,ドミニク・モナハン,イアン・サマーホルダー,マギー・グレイス,ハロルド・ペリノー,マルコム・デヴィッド・ケリー,ナヴィーン・アンドリュース
¥ 15,392
この映画にハマって、夜も寝ないで見るから寝不足だ!っていう人は
多いんじゃないでしょうか。そういう自分も、その一人でした。

アメリカのドラマって長いんで、よっぽどじゃないと全部見終える
ことが出来ないんですけど、LOSTだけは今のところ全部見ています。

「サンフランシスコの空の下」(アメリカのドラマ部門で賞を取った
映画で、両親を事故でなくした子供たちが、色んな問題を乗り越えな
がら成長する姿を描いたドラマ)で、両親をなくした兄弟たちの長兄
役で、大人な長兄を演じていたマシュー・フォックスが、このLOST
でも頼れるリーダーとして登場します。

シドニー発LA行きの815便が、どこかの無人島に墜落してしまい
ますが、医者であるジャックをはじめ多くの人々が、奇跡的に生き残り
ます。韓国人のジンとサン夫妻、マイケルと息子のウォルト、ブーン
と異母兄弟のシャノン、イラクの元兵士サイード、詐欺師のソーヤー、
逮捕され連行されている途中だったケイト、元人気ロックバンドの
ギタリストであるチャーリー、妊婦のクレアなどなど・・・何十人と
助かるのですが、救助がこないため、とりあえず海岸でテントを作り
生活を始めます。

しかし、そこで「居ないはずの人」が見えたり、歩けなかった人が
歩けたり、島では不思議なことが起こり・・・。


登場人物の一人ひとりを丁寧に描き、過去のシーンを絡めながら、
島の謎にも迫っていく形でストーリーは展開していきます。
乗客名簿に無かった人が現れて、誘拐を始めたりと、スリリングで
ぞくっとします。

こんなネタでどこまで引っ張れるのだろうと思っていたけど、
これが「引っ張られている」という感覚なんか全く無くて、引き込まれ
て行ってます!

シーズン2の最後では、ある男に非常に殺意を覚えるほど(笑)、
のめりこんでみちゃっていますね(笑)
途中から登場する、ミシェル・ロドリゲスもなかなかいい味なんで
すが、驚く展開になっちゃって・・・。
新しいキャラも登場のシーズン2、シーズン3。
ますます謎が面白くなって目が離せませんよ!

TVドラマ00:52comments(0)trackbacks(0)
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ポセイドン
「ポセイドン」という言葉の入った映画はいくつかあって、
どれもに「騙された」感がありますが、この「ポセイドン」には
楽しませてもらったと思います。
面白くスリルが合ったので、劇場にいた時間がすごく短く感じ
られましたね。

ちなみに、騙されたなというのが「ポセイドンアドベンチャー」
のオリジナルの名前をつけた2枚組のテロリストが出てくるバージョン
です。ルトガー・ハウアーやスティーブ・グッテンバーグが出て
いますが、船が沈むシーンまでに1時間15分くらいかかって
ダラダラと進みます。最後まで面白くなかったので、ご注意。


さて、この映画は豪華キャスト。
あの主役の俳優の名前は知らないのですが、確か「ステルス」と
いう映画にも出ていました、ニヒルな感じの女たらし、という
感じの役者ですが、それを裏切るような役柄で格好良く活躍します。

豪華客船が信じられないくらいの大きな波に飲まれて沈み始める
のですが、カート・ラッセル扮する元消防士や自殺願望者のゲイ
のおじさん(リチャード・ドレイファス)、元消防士の娘と婚約者
など、様々な人が沈没から逃れるために、燃え盛る船内を沈んだり
もぐったり流されたりしながら、出口まで進む話ですが、
それはそれは、もうハラハラドキドキしっぱなしですよ。

出口のドアから通路の先のドアへ行くにも、水があれば何分も
もぐって泳いでいかなきゃいけないシーンには、ドキドキさせら
れましたね。自分だったら、あんなに息が続かない!と思いながら(笑)。

また、逃げても逃げても水が迫ってきて(それも、すっごい勢いで)
足元まで上がってきたりすると、これまた見ながら一緒にパニック
になりそうになるし。

この映画は「海猿」のそれとは違って、変に人間模様で引っ張ったり
していないし、とにかくテンポよく進むのであっという間に
終わってしまいますよ。

パニック映画の中でも、よく出来ていると思います。

アクション00:38comments(0)trackbacks(0)
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ミッション:インポッシブル3
評価:
トム・クルーズ,J.J.エイブラムス,ミシェル・モナハン,フィリップ・シーモア・ホフマン,ローレンス・フィッシュバーン,ヴィング・レイムス,ジョナサン・リス=マイヤーズ,マギー・Q
¥ 1,980
あの音楽が流れると、ドキドキわくわくしてきますね。
ミッション・インポッシブルでは、この3が一番好きです。
次に1かな。メンバーも豪華だったでしょう?1は。
トムに加えて、エマニエル・ベアール、クリスティン・スコット・
トーマス・ジャン・レノ、エミリオ・エステベス・・・

今回は、ローレンス・フィッシュバーン以外は、そんなに
有名な人は出ていませんでしたが、なかなか良い脇役人だった
と思います。

昔の「スパイ大作戦」を現代風にパワーアップした1が、
人気テレビドラマ「LOST」の製作者JJエイブラムスに
よってシリーズ3作目として登場、冒頭から有能すぎるスパイ
であるイーサン・ハント(トム・クルーズ)が、捕まって
拷問を受けた後のようなシーンから始まります。
そして、涙を流しながら「それだけは止めてくれ」と乞うシーン
に観客は「もはや”ミッション・インポッシブル(任務不可能)
なのか?」とドキドキさせられます。

途中で話が過去と現在が混じってしまったようになって、ちょっと
分かりにくいシーンがあることは残念ですが、素晴らしい
スパイグッズとアクション、仲間との連携の連続で、あっと
言う間に終わってしまいますよ。


幸せな結婚生活を望んだイーサンは第一線から離れ、
今は、スパイを育てる訓練校の教官をしています。
結婚披露パーティを楽しんでいるイーサンの元に、上司から
連絡が入り、自分の最高の教え子リンジーが敵に捕らわれ
11時間も消息不明になってしまったので、救出に向かうよう
命じられます。始めは、幸せな結婚生活を危険なことで侵し
たくない気持ちがあり、断りますが、教え子であるリンジーが
捕まったとなっては、助けに行くしかありません。

そこからイーサンの救出激と敵の追撃シーンは迫力満点。
ヘリコプターのシーンや救出のときの逃げるシーン、
バチカンのシーン、上海のビルのシーン。どれをとっても
文句なし。

変にラブシーンが入っていたりして、急に映画のテンションを
下げてしまう惜しい作品が最近多いですが、トム・クルーズ作品は
そういう低レベルな”観客へのサービス”は省き、純粋にアクション
やストーリーだけを楽しませてくれるので、本当に楽しめますね。

まだ見ていない方は、是非楽しんでください。
アクション19:22comments(0)trackbacks(0)
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黄昏
評価:
ヘンリー・フォンダ,アーネスト・トンプソン,マーク・ライデル,キャサリン・ヘプバーン,ジェーン・フォンダ
¥ 784
これはぁ〜、泣けますねぇ悲しい
うちの両親が昔、デートでこの作品を見たらしく、とても良かった
と言っていたので、是非いつかみたいなと思っていました。

テーマは「老い」なんですけど、若い頃はなかなか「老い」という
ものに興味が無く、見たい気持ちが高まってこなかったのですが、
やっと鑑賞できました。

76歳になった名優ヘンリー・フォンダが、認知症の兆しのある老人
を演じています。そして、娘の役には、実生活での実の娘ジェーン
フォンダが演じています。
この二人、この映画で共演する話が決まるまで、この映画のストーリー
にもあったように、父娘の確執がありました。父ヘンリーの度重なる
浮気が原因で、母のショーンが自殺したことをきっかけに、娘ジェー
ンはずっとずっと父親を許せないでいたのです。

そんな二人もジェーンの成長によって和解、共演にいたるのです。

ある休暇のひと時を湖畔のある別荘で、恒例で過ごすことになった
ノーマンとエセル(キャサリン・ヘップバーン)夫妻。
ノーマンは物忘れが激しくなりつつも、相変わらずの毒舌家で頑固
者。そんな彼も、森に苺つみに出かけたときに、自分の居場所が
分からなくなり、慌てて別荘に戻り、自分の老いを痛感しています。

ある日、長い間この夫婦に寄り付かなかった娘チェルシー(ジェーン)
が歯科医の恋人と、その息子ビリーを連れてやってきます。
そして、自分たちがヨーロッパに旅行に行く間に、ビリーを1ヶ月
預かって欲しいというのです。

現代っ子で、父親にも母親にも邪魔者扱いされていると感じている
節のある悪ぶったビリーと、ノーマンは最初、気難しい時間が
流れますが、マス釣りを通して、彼らが心を通わせていくのです。


大げさに泣かせようとするシーンもなく、何気ない日常を描く中で
も、観客は泣けてしまうと思います。

ビリーとノーマン、ノーマンとチェルシーのそれぞれの関係の
変化に感動しました。
ビリーという13歳の少年は、ノーマンのような老人と接したこと
がなく、自分たちには共通点もないと考え退屈な気持ちを感じて
いますが、意外にノーマンが話が分かる人間だと気づき始めます。

チェルシーは、意を決して父親ノーマンに会いに来ますが、
彼の相変わらずの毒舌に対し、彼が普通に話しをしても湾曲して
理解してしまい苛立ちを覚えます。また、父に愛されていないと
感じてしまい、子供時代から自分を認めてくれなかったノーマンを
許すことが出来ないでいる葛藤を改めて感じます。

しかし、老いたノーマンの「老いて死を近く感じた」ことから
変わっていく態度、ビリーの姿をチェルシーに重ねて、悔いるよう
に彼なりに自分を改めようとする姿・・・
色々と心にしみる映画でした。


この映画で見事に賞を受賞したヘンリー・フォンダ。
病気の父に代わって娘のジェーンが授賞式に登場し、父に感謝の
スピーチを述べました。

これは、お勧めの映画ですね。
人間ドラマ13:44comments(0)trackbacks(1)
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12番目のカード
評価:
ジェフリー ディーヴァー
¥ 2,200
大好きなリンカーン・ライムシリーズの最新作「12番目のカード」。
読み終えました。

同じくリンカーン・ライムシリーズの第4作目の「石の猿」は、
ジェフリー・ディーヴァー作品の中では、これはあまり・・・と
いう人の声が多かったのですが、この「12番目のカード」も
そういう声が多かったようです。

ただ、私の場合「石の猿」は、評判に反して結構楽しめたので
好きな作品なんです。でも、この「12番目〜」は、皆さんと
同じように、悪くは無いけど特別よくも無いかなと思いました。
ただし、ジェフリーの作品の中ででは、ですよ。
やっぱり彼の作品は、他の作家の作品に比べても、面白いと思う
のです。

「12番目〜」の何が、”さほど良くない”と思わせたのかと
いうと、後半ですね。
暗殺者であるトムソンとアメリア・サックス刑事が戦うところ
は非常に迫力があったし、実際そこまでは結構面白かったんです。
ところが、トムソンを雇った黒幕の登場あたりから、なんだか
少し趣向が変わってしまいました。
ちょっとこじつけたような犯行理由や、140年も前のことを
今更掘り出す理由に説得力や臨場感が無いというか。ピンと来ない
し、黒幕も突然出てきたって感じでね。あまり面白くない。
トムソンの共犯者の話は、なかなか良かったですけどね。

ジェフリーの作品の売りは、今や「どんでん返し」になっていますが、
なんだか逆に、今回の作品やこれまでの作品に登場する、アメリア
たち刑事の訓練や日常なんかのシーンの方が迫力があったり面白い
場合がありますね。
例えば、前作ライムシリーズの「魔術師」の中にある、アメリアの
昇進試験のくだり、とか迫力がありますよ。

つまり、ジェフリーは、描写が非常に上手なので、アクションシーン
になると、読者はまるでそこに居て一緒に体験するような気持ちに
なれるのです。

どんで返しもプロファイリングも、ジェフリーの得意分野でしょうが、
それらの注目度が高すぎて、彼の描写上手な部分はあまり目立ちません。
でも、よく読んでみれば、

1・アメリアが犯人を追い詰めるシーン
  (例)ボーンコレクターの犯罪現場に突入するシーン
  (例)コフィンダンサーで、ダンサーとの銃撃戦
     ダンサーのアジトに潜入のシーン、
     爆発物の取り扱いのシーン
     警察を殺した地下のダンサーを血痕から追うシーン
  (例)石の猿での、密入国者の上陸シーン
     沈没した密入国船の海中捜索シーン
     蛇頭との最後のシーン
  (例)魔術師が二人の女警官から逃げるシーン
     魔術師が、3人目の被害者を殺そうとして逃げるシーン
     アメリアの昇進試験のシーン
     魔術師とアメリアのカーチェイス
  (例)12番目のカードのプラスキー巡査とトムソンのシーン
     トムソンをアメリアが追い詰めるシーン
     ジェニーヴァが謎の男と車で逃げるシーン

など、どんでん返しがなくとも十分楽しめると思います。


どんどん、新しいキャラクターが登場しますが、今回はトムソン
という暗殺者に狙われるジェニーヴァが、次の作品に登場しそう
ですが、私はプラスキーという新人警官にも期待したいですね。
彼は、痛い目に遭いながらきっと良い警官になっていくような
気がします。

それと、ローランド・ベルの警護は、犯人にいつも出し抜かれている
ような印象がありますね(爆)
「コフィンダンサー」でダンサーと銃撃戦をやった迫力シーン
を知らない読者がいたら、彼の存在もあまりたいしたことがなく
なっていくかもしれません。
もうちょっと、ベル刑事が犯人に出し抜かれないようなシーンを
増やして欲しいですね。あ、そうなると彼が主役になっちゃうかも?(笑)

この際、ローランドを主役にしたアクション物でも書いてみて
くださいよ!ジェフリー!
ジェフリーディーヴァーの本!00:10comments(0)trackbacks(0)