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Music is My Life
Music is My Life (JUGEMレビュー »)
福原美穂,sleepy.ab,ローラ・イジボア
外国の声量のある歌手と間違えるほどめちゃくちゃ歌がうまい!ノレる曲ありゃ切なくさせる曲ありで充実した1枚です。自分で曲を書いてるみたいですが、邦楽ならではのダサいテンポではなく、R&Bっぽい感じ。
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アイデンティティー
評価:
ジョン・キューザック,レイ・リオッタ,アルフレッド・モリーナ,クレア・デュバル,ジェームズ・マンゴールド,マイケル・クーニー
¥ 2,800
なんの情報もないまま見たからか、それとも作品の出来が斬新だった
のか分かりませんが、この作品の評価は個人的に、高いです。

ある場所に、数人の人たちが集まることになるのですが、
一人、また一人と殺されていきます。
全員に共通している点は、誕生日が同じ・・・・。

この「全員の共通点」を見つけるシーンでも、この映画の結末は
予想できませんでしたし、ラストは(今でこそ、こういう映画は
増えてきましたが)予想外で斬新でした。

映画を見終わった後に、そのタイトルの意味が分かりました。
最初はただの猟奇殺人サスペンスかと思ったのですが、ラストを
見れば、そんな単純なものでないことが分かります。


ここからネタばれ・・・・

ラストの尋問シーンは、本当に良くできていましたね。
主役が「ジョン・キューザックかと思えば
全然違っていたんですもん。
しかも、「釈放された」と思ったら、ラストにまた「え!」という展開があって、「あの子、こわ〜い( ̄Д ̄;) 」と思ってしまいますよね。

ラストの尋問シーンで「妄想を表すところ」は、「多重人格&統合失調症は
実際ああういう風な(患者から見れば)感じ
」なので、それをサスペンス
映画に生かしたのは斬新なアイデアだと思います。


*ネタバレを読みたい方のタメに、白文字にしてみました。
ドラッグすれば文字が反転して読むことができます。
サスペンス23:11comments(2)trackbacks(0)
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青いドレスの女
評価:
デンゼル・ワシントン,トム・サイズモア,ドン・チードル,カール・フランクリン
---
邦題は「青いドレスの女」ですが、原題を見ると「青いドレスの悪魔」
なんですよね。

でも。




どこが悪魔(悪女)なんじゃーーと最後に言いたくなって
しまうオチでした( ̄Д ̄;)
いやあ、見て損した映画って感じですよ。
デンゼル・ワシントンのFANくらいしか見れない映画です。

失業中で家のローンを抱えたデンゼル扮する男が、ローンの返済
の焦りから、トム・サイズモア演じる(これまた若い!そして
痩せていて男前です!)男から怪しげな仕事を依頼されます。
「ダフネ」という女を捜すように依頼され、引き受けてしまった
ことから、大きな事件に巻き込まれていきます。


なんだか、いまいち盛り上がりに欠けるし、デンゼルの言動の
様々な矛盾も理解できず、また”青いドレスの女”を演じる
ジェニファー・ビールスの作戦も、あまりぱっとしない印象。

サスペンス性を中途半端ににおわせながら、最後までいって
しまった、という感じでした。

続き物にするつもりだったのか、デンゼルの役は、私立探偵の
仕事を立ち上げるつもりだっていうところで終わりますが、
作品がこけたからか?、続編は耳にしていません。
まあ、デンゼルがそこまで有名ではない頃の作品なので、
今またこの続編をもっと面白くして製作したら、見ごたえも
あるのかな(汗)

「ホテルルワンダ」の主役の俳優や、米ドラマ「FBI、失踪者
を追え」のポピー・モンゴメリーがちょい役で登場していま
した。ポピー、ドラマでは金髪ですが、この映画では金髪じゃ
なかったのです。これが地毛かな。


サスペンス21:56comments(0)trackbacks(0)
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卒業白書
評価:
トム・クルーズ,レベッカ・デモーネイ,カーティス・アームストロング,ポール・ブリックマン
---
デビューするまで、トム・クルーズはあるお金持ち女性のヒモを
やっていたと聞いたことがあります。

そんな彼がヒモ生活を脱しての初主演作品、それがこの「卒業
白書」です。大作でもなければ豪華キャストでもないこの作品は、
意外に人々に知れ渡るようになりました。

若きトムクルーズ扮する高校生の両親が、旅行で数日家を空ける
ことになります。すると、友達がいたずらをし、家に娼婦を呼び
よせてしまうのです。(トムの名前を語って、予約を入れてしま
うわけです)トムは大慌て、なんとかその場をしのごうとする
のです。

親が不在であることで羽を伸ばしていたトム扮する高校生の
”親が不在である時間”だけを描いた作品なんですが、
なんだか楽しい作品でしたね(コメディではないのですが)。

これで共演した娼婦役のデベッカ・デモーネイとトムは、
私生活で恋人関係に発展し、長く付き合っていたと記憶して
います。

なんだか意外な組み合わせのカップルで、想像もできないですね。
人間ドラマ08:05comments(0)trackbacks(0)
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プライベート・ライアン
評価:
トム・ハンクス,トム・サイズモア,エドワード・バーンズ,マット・デイモン,バリー・ペッパー,スティーブン・スピルバーグ,ロバート・ロダット
¥ 1,500
映画館で見たときは、あの当時、ここまで生々しい戦争シーン
があった映画がほとんど無かったため、冒頭のノルマンディ上陸
のシーンは衝撃的でした。

しかも、終わった後は、「なんだ、あまり大したことがなかった」
と思ったのですが、久しぶりにもう一度見てみたら「なかなか
いい映画やん」と。

お涙頂戴すぎる部分もあったりするのは、あまり好きではない
部分ですが(例えば、ラストのトム・ハンクスが戦車を撃つ
前後や、文学的な青年兵士とロシア兵の交流のあたり)、
やっぱりあの上陸シーンが現実にあったことを忠実に描いた
ところや、兵士達の危険な毎日・緊張が伝わってきたので良かった
と思います。

兄弟全員が戦場に送り込まれたライアン家。
末っ子のジェームズ(マット・デイモン)以外の上の兄達が
死んでしまったライアン家のために、軍はこれ以上ライアン家
の子供達に犠牲が出て両親を悲しませないために、トム・ハンクス
演じる隊長に、ジェームズ・ライアンを探し出して、帰還させる
という任務を与えます。

たった一人の、しかも生きているかどうかも分からない、どこに
いるかも分からない2等兵のために、8人が編成され、パラシュート
で投下したライアンを探すことになるのです。

普通は、一人のために8人がもしかしたら敵の銃弾の犠牲に
なるかも知れないので、馬鹿らしい、放っておけと思うものかも
知れません。編成された8人の中には、そういう空気がありました。
でも、任務を遂行する、ということを指揮官としてトムは遵守します。

自分ならどうするかな、と考えると、「硫黄島からの手紙」の日本兵
のように、自爆死するのは嫌だけど、任務ならライアンを探しにいく
かな。そういう死に方はいいけど、自分で手榴弾抱えて自害するのは
嫌ですね(汗)。
人から見れば、何がどう違うのかと思われるかもしれませんが[:ふぅ〜ん:]
誰かを助けるためにとか、戦う途中で撃たれて死ぬのはいいんですが、
手榴弾を自ら爆発させて(敵を殺すためではなく、自決のため)死ぬ
のはやっぱり嫌ですよ。

でも、激戦地にいったとき、無傷で死ぬか、もしくは完全に死んで
しまうのかがいいです・・・。体のどこかの部分を吹き飛ばされたり
して生き残るのは、残酷ですよね。

例えば、硫黄島で手足を失った何百何千という兵士が、生きて帰還した
際、本土の人々は眼を背けたそうです。
”英雄だ”と思って、音楽隊など編成して待っていたら、ぞろぞろと
手足の無い兵士が降り立って、”見たくないものを見てしまった”と
帰ってしまったそうですよ。多くの人が。
そのときばかりではない、その後も傷ついた兵士への差別は続きます。

そういう部分を描いたのが「7月4日に生まれて」という、トム・
クルーズの映画です。

戦争を美化したような映画が多いです(もしかしたら、このプライベート
ライアンもそうかも)。
ま、一種のエンターテイメントとして見せなければいけない部分も
あるので、美化したような形でもないと、観客には受けない、という
なんだかやるせないところもあるんでしょうね。
(特にアメリカ人にはそういう部分が・・・)

戦争ドラマ23:34comments(0)trackbacks(1)
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アグネス


「卒業」のアン・バンクロフトや、「黄昏」のジェーン・フォンダ
は知っていても、メグ・ティリーを知っている人は、そこまでいない
かも知れません。

この「アグネス」という映画では、最優秀助演女優として、メグ・ティリーは
初ノミネートされました。そして、アン・バンクロフトが主演女優にノミ
ネートされます。
しかし、この映画を見た人は誰でもそう思うでしょう。
”主演は、メグ・ティリーじゃないの?”。
それだけ、印象ある演技で、彼女は登場します。

尼僧の修道院で、シスター・アグネス(メグ)が血まみれで倒れて
うめいているシーンから始まります。
慌てて仲間が処置をし、救急車が来て落ち着いた後、あるシスターが
アグネスの部屋にあったゴミ箱の中を見て、愕然とします。
アグネスは、赤ちゃんを妊娠し産み落としていたのです・・・。
その赤ちゃんが死んでいた状態で、ゴミ箱から発見されたのでした。

男子禁制の尼僧院で起こるはずのない、いや、起こってはいけない
ことが起こり、裁判になります。
ジェーン・フォンダ扮する精神分析医が、アグネスを調査するよう
依頼を受けます。しかし、アグネスとの面談を繰り返すうち、
アグネスは「妊娠した記憶もないし、それどころかどうやったら
子供が生まれるかも知らない」ようなことを言います。
奇異な言動を繰り返すアグネス。
果たしてそれは、無実を勝ち取ろうとするための演技なのか、それ
とも神に選ばれたただの無垢な少女なのか。

なかなか、面白いテーマの映画だと思います。
アン・バンクロフト扮する尼僧院の院長と、ジェーン・フォンダの
会話合戦もなかなか見ものだし、アン・バンクロフトが怪しい人物
なのか、それとも心優しい人物なのか、その微妙なラインを演じて
サスペンス性を高めています。

また、メグ・ティリーはいつも、どこかしっかりとして自分を持って
いるような役が多いですが、この役は全く今までと違った役柄で、
また難しい役立ったのを、演じきっています。
特に、催眠療法のシーンでは、すごいなあと。
子供を産み落とす演技が迫力があります・・。

ちょっとラストが期待はずれって人もいるかもしれませんが、個人的
には、あれはあの終わり方で、十分視聴者に疑問を投げかける終わり
方だったと思います。

邦題は「アグネス」ですが、英語では(いや、スペイン語ですね、
この画像のパッケージを見ると)”神のアグネス”になっていますが、
それが答えなのかなって思いました。

星印3つですね。
サスペンス00:06comments(0)trackbacks(0)
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パッチギ !
評価:
塩谷瞬,高岡蒼佑,沢尻エリカ,井筒和幸,松山猛,羽原大介
邦画はどうも、見るに気が進みません。何故なら、台詞がきかなり
聞こえづらいから、何を言っているのか分からなくて、嫌になって
くるのと(わたしゃ、外国人ではありませんヨ)、内輪受けみたい
な話が多いからです。

この作品も気が進まなかったのですが、何かの予告で観て”面白そう”
と。

”ちょっと余計ちゃう?”シーンが多いというか、無駄なシーンが
多いとは思いますが、必要なシーンだけを考えてみると、なかなか
良い話だったと思います。

昭和60年代の設定だったと思うですが、京都の在日朝鮮人と日本人の
日常と問題、また日本人高校生の康介が、在日の女の子(沢尻エリカ)
に恋をすることを通して、在日の深い問題を表現し、また”交わって
心の国境をなくしていこう!”というのがテーマの映画でした。

ネットでは「韓流ブームにのって公開し、儲けようなんて魂胆が
あるんじゃないの?」という意見もありましたが、韓国ブームが
なくとも、この”在日朝鮮人”の問題は、昔からあるのです。

私には、在日の知人が何人か居ましたが、やっぱり、同じ国に
住んでいるのに、日本人として交わろうとしない部分、いや、交われ
ない部分が彼らの世界にはあるのを感じてきました。

これは、在日に限らず、外国人といざ結婚、となるときには必ずと
言っていいほど起こる問題だと思います。
ちなみに、アメリカ人の女性の友人達は、皆口をそろえて
「日本人男性とは結婚したくない」と言っていました( ̄Д ̄;)
「なんでも家のことは奥さんにさせて、横柄だから!」
だそうですびっくり
・・・ま、当たってるとは思うけど(汗)

話はずれましたが、
宮崎あおいと結婚した高岡蒼佑が、在日高校生の番長を熱演して
います。なんかぴったりの役で、彼は他の役だと、どんな演技をする
のだろうかと見てみたくなりましたね。
オダギリジョーも”あんな役”で登場し、彼らしいと微笑ましく
見ていました。主役の高校生に、自由と勇気を教え与える近所の
青年を演じていますが、旅行から帰ってきたあとのオダジョーの
格好がかなり笑えます。

んで!。
今、話題の若手女優の沢尻エリカ。彼女の映画(ドラマを含め)
初めてみましたが、いや〜、関西弁も上手だし、自然な感じでかなり
好感持ちましたね。どちらかというと私は、長澤まさみ派だったん
ですけど(笑)、沢尻エリカのほかの作品も観たくなりました。
ただ、かわいいというのではないことが、よく分かりましたね。


必要以上に下ネタがあったり、暴力シーンがあり、なんだかあまり
いい気持ちがしない部分もありました(そういうネタで、引っ張らない
映画が好きなので)が、暴力シーンで一つ気づいたことがあります。
役者さんたちが、本気で(棒で)叩いたり、殴ったりしてないような
感じで、手加減している風な演出なんですよ。
棒で殴るときでも、頭や顔じゃなく、腰やお尻だったり。
これで、ちょっと白々しさを感じる人も色かもしれませんが、
実はあの頃の喧嘩や今の40代前半の年代の人の喧嘩って、あんなだった
らしいんです。学生時代、喧嘩に明け暮れた友人いわく、殺す気が
ある喧嘩ではなく、手加減もしながら、殴ったり蹴ったりするような
喧嘩だったり、決闘の日をお互いに知らせて喧嘩したり、大勢で
一人を・・・というより、一対一が主流だったとか。

そんな時代の懐かしさやルール、またあの頃のよき時代を描きながら、
もっと国境をなくして繋がっていこう、理解し合っていこうっていう
メッセージを、この映画から感じることが出来てよかったです。

邦画23:56 | - | - |
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シックス・センス
評価:
ブルース・ウィリス,M.ナイト・シャマラン,ハーレイ・ジョエル・オスメント,トニ・コレット
これを初めて見終わったとき、ラストに衝撃を受けましたね〜。
「や、やられたあー」と思いましたもん。
予想外の結末で。

あの予想外の結末を迎える前に、一度なにかこう、映画が終わった
ような感じになって「え?もう終わり?」「こんなもん?」という
感じだったんですが、最後のオチが好きでしたね、個人的に。

ラストを見ると、もう一度最初から見てしまいたくなる映画ですが、
もう一度見たらみたで、今度は矛盾点を見つけてしまうので(笑)、
矛盾点は突っ込まないで見るなら、また違う意味で面白い映画だと
思います。
「2度おいしい!」

ブルース・ウィリスの作品は、あまりハズレがないんですが、
この監督の映画は、他のものはイマイチです。
「レディー・イン・ザ・ウォーター」なんか「・・・」という感じ
ですしね。でも、これのヒットがあったから、彼のほかの作品も
話題を呼ぶようになったわけです。

ハーレイ君は、これで「天才子役」と言われるようになりましたね。
でも、個人的には、子役のよくある「白々しさ」が彼にもあるので、
好きではありません。
子供なら、子供らしく自然体でいろ!と思ってしまうので・・・。
その点、ダコタ・ファニングは子役の割りに、なんだか世間を知って
しまったかのように落ち着いた子供ですね。

「死んだ人が見える」という少年の精神分析をすることになった
精神科医の役を、ブルースが上手に演じていますね。
彼の作品で、実は似たようなのがあったんですよ。役が似ていると
いうか。「薔薇のなんちゃら」って名前の映画!(タイトルをド忘れ)。
ジェーン・マーチと出ていた作品ですね。
あれは、発想が当時はなかなかいいな、と思ったんですよね。
あの作品の役と、なんとなく似ているんですが、全然違うように
演じていて面白かったです。

自分の映画に、悪いけどどう見ても美しくない長女のルーマーを
最近よく出演させているブルースですが、あれ、止めてほしいですね。
だって本当に、娘の顔・・・
「なんで、この両親にこの子が生まれてきたん!?」って顔で・・・びっくり
両親の悪いパーツばかりを選んで生まれてきてしまったというか・・・。

*シックスセンスには出てませんけどね。
「ホステージ」「隣のヒットマン」に出ています。
ホラー01:56comments(0)trackbacks(0)
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硫黄島からの手紙
評価:
渡辺謙,クリント・イーストウッド,二宮和也,伊原剛志,加瀬亮,中村獅童,裕木奈江,アイリス・ヤマシタ,スティーブン・スピルバーグ
んんん〜、評価を星二つにしちゃいました。

その理由はいくつかあって、
1.セットで公開された「父親たちの星条旗」は、実在の実話で
  あり、実在の人物がほとんど、というのに対して、硫黄島から〜
  は、架空の人物が多すぎて、「父親達の〜」と続けてみてしまう
  と、後で「架空」と知ったらしらけてしまった。
2.お涙頂戴演出がしらけさせた。
3.何故、二宮君がキャスティングされたのか理解できない。
4.二宮と裕木奈江という夫婦設定は、年齢が違いすぎるでしょ。
5.戦闘シーンが、「父親達に〜」に比べて少なく、地味な映画に
  なってしまった。


やっぱり、「父親達の〜」とセットで見てしまうと、どうしても
比較してしまうし、実在物の後に、架空人物満載のものを見てしまう
と、やっぱり架空の方が嘘っぽく思えてしまいました。

硫黄島で戦った、渡辺謙が演じる栗林という素晴らしい人物が
実在したことを、この映画の存在で知って、栗林という人を尊敬
したけど、逆にその実在人物に対して、渡辺謙の提案で付け加え
られたという、最後のシーン(コルトという銃を二宮に渡すところ
と、二宮が暴れるところ)は、なんだかドラマドラマしてしまって
逆にしらけてしまいましたね。

なんかこう、地味な映画なら地味な映画で、淡々と史実に通りに
描いてくれているほうが、逆に心に来たのにな〜と。

ちょっと辛口評価ですが。

野崎という兵士の役(二宮の友達の兵士)、最初、大森なお、と
いう俳優かと思うくらい似ていたけど、違う俳優(実はコメディアン
らしい)だったけど、彼は松崎ユウキさんだが、なかなか男前で
優しそうな感じ。ちょっとチェックです。

あと、ちょっと「おおおお、あの人が出てた」っていうのがあり、
それは、渡辺謙がコルトをもらうことになるパーティのシーンで、
一緒に会食したアメリカ軍の軍人さんと奥さんと話すシーンが
あるんですが、その奥さんじゃない旦那さんのほう(軍人)は、
「プラトーン」という映画で、弱弱しいえらいさんの軍人の
役をしていた人です。
真面目な軍曹か何かの役で、皆に受け入れてもらえない人を演じて
いたんですが、その時はまだ20代後半くらいだったんじゃない
かな〜。まだ俳優として活躍していて、また戦争物にこうして
顔を出してくれていたのが、ちょっと嬉しかったです。

戦争ドラマ01:36comments(0)trackbacks(0)
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父親たちの星条旗
評価:
ライアン・フィリップ,クリント・イーストウッド,ジェシー・ブラッドフォード,アダム・ビーチ,バリー・ペッパー,ジョン・ベンジャミン・ヒッキー,ポール・ウォーカー,ポール・ハギス,ウィリアムス・ブロイルズ・Jr
ちょっと意外な観点の映画で、戦争の愚かさを、他の戦争映画
とはまた違った形で感じた映画でした。

硫黄島を攻めるために、軍事資金が必要、なんですね。
当たり前なんですけど、その資金を集める方法が、これまで
知らなかった方法なので、ちょっと意外な方向からの訴えだな
と思ったのです。

硫黄島に旗を揚げた6人の兵士のうち、生き残った3人が、英雄
として有名になります。そして、ただ英雄になっただけならまだ
しも、”英雄に仕立て上げ、それを大々的にアピールすることで
国債を国民に買わせ、軍事資金を調達する”という政府の狙いが
あったんですね。

果たして、こんな英雄に仕立て上げられて(事実は実は少し違う
ので3人は戸惑うのですが)、そんなことをして軍事資金を集め、
戦争に勝ちたいのか、という愚かさを感じました。


3人の兵士の一人であり、主役をライアン・フィリップが演じま
す。「白い嵐」のときのような弱弱しい役とはイメージが違い、
(わざと体重も増やしたのでしょうか)繊細だけども、立派な
戦場の衛生兵を演じています。

ライアン演じる”ドク”の一生(?)を描いた形で、最後はなん
だか静かな感動がこみ上げてきました。


この作品の良かったところは、日本兵を馬鹿にするようなシーン
がない、ということです。
よく「ジャップ!」と、アメリカ人は日本人をそう呼んで馬鹿に
していますが、戦争映画にはその台詞は満載なものです。でも、
この映画は、敵兵士である日本人への”同じ人間としての尊敬の
念”を表したかったからか、そういう蔑視な言動シーンは皆無だった
んですよ。そこにまた、イーストウッド監督の言いたかったことが
表現されているのではないか、と思いました。

しかし、ノルマンディ上陸を思わせるような、迫力ある戦闘シーン。
色んな意味で劣っていた日本軍は、あれだけの敵をよく長い間
退けることが出来たものだと思ってビックリしました。

ライアン・フィリップ以外は、知らない俳優ばかりでしたけど、
十分な映画ですね。その方が、事実としてよりリアルに感じるこ
とが出来るのではないでしょうか。



戦争ドラマ22:43comments(0)trackbacks(1)
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スリープ・ウィズ・ミー



昔、エリック・ストルツとメグ・ティリーが好き
だったので、その二人が出演している、
タランティーノ友情出演というおまけ付きの
「スリープ・ウィズ・ミー」を見ました。

エリック・ストルツといえば、マイケル・J・FOXの大出世作で
ある「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主演を途中降板させら
れたとか(高校生に見えないという理由で・・)依頼を蹴った人など
として有名で、彼はその後、ちょっとクセのある映画の出演ばかり
しています。

例えば、
「パルプ・フィクション」ではヤク漬けな男を演じ、
「バタフライ・エフェクト」では、子供にわいせつ行為をする
父親、ハエに変身する男、などを演じていて、ここ数年の作品
のせいか、自身の見た目もどことなくだらしが無い感じになって
しまっています。
せっかくの男前がぁあああ!
「恋しくて」のときなど、超がつく男前なのに!
今は似合わないロン毛を続けています。

彼は正統派の二枚目なので、そういうのに合っている役もたまには
やってくれないと、ちょっと寂しいですね。

あと、メグ・ティリー。
彼女は、ジェニファー・ティリーのお姉さんで、ジェニファーより
早く映画に出始め、キアヌ・リーブスのように、白人と東洋人の
ハーフですが、そういうタイプでちょっとばかし売れてた、という
珍しい女優で、日本人受けしそうな美人です。
「ブリジットジョーンズの日記」に出演していた、コリン・ファース
との間に子供が居る女優で、でもこの作品を最後に、映画の出演は
ないんで残念です。今は、47歳くらいになっているんだな〜、多分。
この映画のときは30歳出たとこ、みたいな感じですが、ちょうど、
40手前くらいから女優って仕事がなくなるっていうので、その言葉
の通り、彼女は一度目の結婚以来、出てこなくなりました。
彼女が出てこなくなったのと同時に、妹のジェニファーがしばらく
映画で顔を見るようになってきたんですけどね。(ジェニファーも
出てこなくなりましたけど。個性的過ぎて、使いにくい女優かもしれ
ません)

しかし、この作品。宣伝の割には、ちっとも笑えず感情移入もしにく
く、タランティーノがすきそうな、いわゆる「イカレた」人々が出て
くるんですが、見る人がついていきにくい中途半端なイカレ具合な
もんで、ちっとも面白くなかったです・・・。

エリックとメグが好気じゃない人にすれば、「金かえせーー」作品に
なること間違いなし(笑)。星印はひとつも無しですね。
タランティーノの出演シーンも、訳が分からない・・・。
パルプフィクションやキルビルの路線は、悪くないですが、この映画の
中途半端なイカレ具合は、面白くもなんとも無いですね。

糞食らえ映画(駄作)16:10comments(0)trackbacks(0)