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評価:
¥ 1,995
(2009-02-04)
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シルベスター・スタローンの代表作「ランボー」は、もう古い映画でシリーズ化
されていますが、1度も見たことがありませんでした。
しかし何故か、このランボーシリーズの最終作品?を見ることに。
予告で「見てみよう」と思ったから。
あっという間に見終えることが出来たほど、テンポよく進みアクション映画
としては合格ラインで仕上がっていました。
初めてランボーを見たわけですが、過去の作品を見なくても十分満喫でき
ましたよ。
ただちょっと、映像が「プライベートライアン」の冒頭のノルマンディー上陸
のシーンくらいエグイです。頭ぶっ飛び、足ぶっ飛び・・・。冒頭からその
連発でしたので、ちょっと顔を背けたくなるようなシーンも満載(汗)
最近の映画は、ちょっと行き過ぎだなあと思ってしまいます。
ストーリーとしては、ミャンマー政府が人民にむごたらしく残虐な仕打ちを
している中で、アメリカの牧師たちが慈善活動として物資を届けにいくこと
にするんです。
元戦士のランボーに、ボートこぎをお願いしに行く一行。
ランボーはミャンマー政府軍の残虐性のことを考え、「あそこに行くのはよく
ない」と忠告し、自分はそこへボートを出さないと断るのですが、牧師一行の
中にいた女性サラの率直で真摯な説得の言葉に、彼は彼女を信じることに
し、ボートを出すのです。
目的の河川に着いた後、彼女たちを送り届けたランボーは、一人帰るので
すが、後に彼女たちがミャンマー軍の捕虜になってしまったことを知り、
救出するための特殊部隊に加わることになります。
また部隊を河川敷に送り届けるんですが、部隊長に「ボート屋は来なくて
いい」といわれるのですが、サラのときもそこで帰って結局彼女たちが
捕虜になってしまった経緯があったランボーは、密かに救出の道を進む
のでした。
この映画の中で、牧師たちの命を奪おうとした海賊ならぬ河賊を殺した
ランボーに対し、牧師であるマイケルが「人の命を奪うなんて!」と罵倒
するシーンがあり、またその反対に、最後のクライマックスシーンで、
マイケルたちを救出しに来た人がミャンマー軍によって命を奪われている
のをマイケルが隠れながらなんとも言えない顔をしているシーンがある
のですが、
「神の子供たちを殺すなんて」という偽善的な態度と言葉だけでは、虐殺
されている人々は救えないのかもしれない、という状態が描かれていまして、
ただ単に自分の利益や目的達成のために人を殺すのはお話にならない
けれども、時には愛する人を守るために(防衛的な形で)人の命を奪うのは
、誰も何も言えない行為だななんて、ふとそんなことを考えながら見てまし
た。
なんかこう意外にもメッセージ性があるというか、奥が深い部分があった
映画でしたね。
ラストシーンで、ランボーが行った場所のシーン。
これにもいろんな意味、思いが含まれている感じがして良かったです。
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・・・どちらもOKではないでしょうか。