この映画って、1960年代くらいの映画かと思ってたら、意外にも
1980年間際の映画なんですね。
非常に有名になった”名作”とうたわれた映画で、子供の頃から
タイトルは知っていましたので、ずっと見てみたかったんです。
いやあ、非常に奇怪な映画というか・・・ちょっと「ツインピークス」
のような感じのわけの分からなさがいっぱいの映画で。
しかも、ちょっとエロティックでちょっとグロっぽい。
シリアスな戦争ドラマかと思ってたのに・・・。
ポーランドが舞台でした。
ポーランドのある女性の妊娠の経緯から始まり、その孫が主人公で。
主人公の少年オスカルは、赤ちゃんのときから自意識があり、
この世に生を受けたその日に母親が話しかけた
「3歳になったらブリキの太鼓を買ってあげる」と言ったのを覚えている
ような設定の映画ですから、普通の映画ではないことは間違いない
です。
オスカルの母親は、夫と、自分の従兄弟ヤンという二人の男に
愛されながら生活もしているし、オスカルはオスカルで大人になって
もブリキの太鼓を肌身離さず持ち歩いている奇妙な人です。
しかも、大人になりたくないといって、自分の成長を自ら止める
ことが出来、3歳のまま体を大きくしないでいられる。
母親が死に、父親が自分と同じ年のマリアを後妻にもらい、
オスカルとマリアの変ないちゃいちゃシーンも、普通の映画とか
ちょっと違う。
なんか、訳のわからないうちに見終わってしまった映画で、
いったい何がいいたかったのか理解できず・・・。
ただ、子供の頃から見てみたかった映画を見ることが出来た、
という満足感だけは得られましたけどね。
面白くない映画ではないけど、一般ウケしないでしょうね。