映画「記憶の棘」で、少年ながらミステリアスでどこかセクシーさを持つ
キャメロン・ブライトが話題になりましたが、キャメロンが高校生くらい
の年齢になって、また彼自身が持つミステリアスでセクシーさを持つ
役柄で登場したのが、この「ザ・ウォール」です。
主演は、ミーシャ・バートン。
ミーシャ演じる大卒の女性建築家サムが、家業を継ぐために、父に与え
られた仕事に出かけます。
それは、天才と呼ばれた建築家が立てたメキシコにある、あるマンション。
そこはかつて、元工員のサリバンが、壁に16の人間を埋め込み殺した
とされる薄気味悪い建物でした。
その建物の解体指示が政府から出ていたため、その業務を請け負った
父が、娘のサムにその建物の解体への計算をさせにいくわけっです。
そのマンションに到着したサム。
そこには、数人の住人と管理人であるきれい好きな女性と、その息子
ジミー(キャメロン)が住んでいました。
キャメロンは、サムに興味を持ち、怪しげに彼女に近づきながら、この
建物にまつわる逸話や謎を教えようとします。
ジミーの話の真偽を調べるうちに、次第にサムはこの建物の持つ不気味
さを目の当たりにし始め、迎えに来た恋人とそのマンションを出ようと
するのですが・・・・
キャメロンって、他の作品では、なんだか丸顔の少年のため野暮ったい
感じがするのですが、「記憶の棘」とこの作品では、なんか魅惑な感じ
で、この作品でも、自分が若けりゃ彼のようなタイプはOK!とか思って
しまいます。
ミーシャ・バートンも、かわいい女優ですね。彼女の作品は初めてみま
したが、なかなか良かった。
作品としては、”設計図にない階段””設計図にない部屋”の登場で、
ぞくっとさせる部分が良かったかな。
この辺りをもう少し膨らませたら、もっとミステリアスになったかも!
惜しいなあ、と。