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評価:
¥ 1,400
(2008-06-20)
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子供の頃、ブルックシールズが大好きで、彼女のデビュー作あたり
を見てみたいと思っていました。
念願かなって、プリティベビーをやっと見ましたが・・・
この映画の舞台が1917年頃のようで、その頃の時代背景がよく
分からないのですが、映画の中ではあちこちに娼婦館があって
その一つの高級娼婦館で生まれ育った12歳のバイオレット(ブルック
シールズ)の生活を描いています。
娼婦であり母親であるスーザン・サランドンが出演していて驚きました。
しかも、ヌードが多い。彼女にとっては珍しいです。
まだ子供であるバイオレットに惚れてしまう写真家には、キース・
キャラダイン。娼婦を買いにくるエロじじいの中で一人、誠実そうな
人柄に見える若い男です。
でも結局、バイオレットのような子供を愛するようになり、結婚を申し
こむあたり、彼も特殊なんでしょうね。幼児趣味?
ここからちょっとネタバレ。
バイオレットはというと・・・子供らしくない言葉をよく言い、男を喜ばせる
演技もするのですが、実は結局は子供にしか過ぎなかった。
その切なさが描きたかったのかな。
大人の裏の世界で生きてきて、言動だけは真似るのですが、でも中身
は子供で・・。
同じく少女趣味のおっさんと少女を描いた作品で「ロリータ」というのが
ありましたが、このロリータのほうがミステリアスな仕上がりになって
いますけどね。
なんか、今時の作品のテンポのよさになれているせいか、この映画は
ちょっと退屈に感じました。
ルイ・マル作品ということで期待も大きかった(初のルイ・マル作品鑑賞
です)のですが、今の時代を生きる私にはちょっとそぐわなかったかな。
でも、見たかった作品が見れて、それだけで満足ですけどね。