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Music is My Life
Music is My Life (JUGEMレビュー »)
福原美穂,sleepy.ab,ローラ・イジボア
外国の声量のある歌手と間違えるほどめちゃくちゃ歌がうまい!ノレる曲ありゃ切なくさせる曲ありで充実した1枚です。自分で曲を書いてるみたいですが、邦楽ならではのダサいテンポではなく、R&Bっぽい感じ。
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ヴィーナス
JUGEMテーマ:映画

ピーター・オトゥールと言えば、「アラビアのロレンス」という映画で
観た印象が強い。そのときの彼は、アラビアの砂漠の中で大きく
映った。実際、身長は180センチを超える大柄だったようだし、
アラビアで活躍する英雄を演じたせいか大きく見えた。

あの映画から数十年。この「ヴィーナス」でのピーターは齢70代
後半。小柄な老人に見えた。実際は、他の役者と並べば決して
小柄ではないのだけれども。

ピーター演じるモーリスは、大役はやったことはないけども、脇役
ではそこそこ有名だった老年の俳優。今も生活費を稼ぐために
端役をやりながら、同い年くらいの親友イアンと老後の静かな生
活を楽しんでいる。
そんなイアンの元へ、姪の10代後半か二十歳そこそこと思われ
る娘が居候することになる。イアンは「老後の世話をしてもらえる」
と喜び期待し、彼女に料理や掃除を期待し、また彼女を自分の
思うようにある意味”調教”することを期待した。

ところがその娘はイアンが描いた生活の質とはほど遠いことを
やってのける世代であり”人種”だった。
料理は”出来合いをレンジで温めることである”世代であり人種。
イアンを汚い老人よばわりし、イアンはすっかり彼女を邪魔者扱い
するようになる。
しかし、昔は”色男”でならしたモーリスが、その若い娘を気にいっ
て、年甲斐もなく淡い恋心を描くようになっていく。

元々女たらしで女性には優しかったであろうモーリスは、その娘
を”ヴィーナス”と呼び、彼女を大切に扱うようになる。

下手をしたら”曾じいちゃん”くらい年が離れていると言っても過
言ではないモーリスに対し、彼女は最初”汚い””気持ち悪い”
と口攻撃をする。
ところが、彼女はモーリスの扱いによって、何かが変わっていく。
”女として”はなく、”人”として。

この、彼女の”変化”が、なんか心をキュンと切なくさせるのが
この映画の醍醐味かなと。
最初はただの「老いらくの恋」だけの映画かと思っていたけども、
(まあ、モーリスの視点から映画を見ればそうなるけども)ヴィー
ナスの視点から見れば、また全然変わってくる映画。

田舎育ちでまだ若く常識も教養もない若い娘が、人生の最終章を
迎えている老人の懐の深さによって、また親にも邪険にしか扱わ
れなかった人間が、初めて人に大切にされることで”心が”大人に
なっていくのを描いていっている。
またイアンの視点から見ればそれはそれで違った模様が出来上
がっているのが、この映画の良さかな。

イアンがモーリスに「どうやって彼女のようなあの今時の世代
と人として付き合っていってるのか?(自分には彼女は理解でき
ない)」と質問したときに、モーリスが言ったその答えがとても
心に残った。短いけども説得力ある一言。
あの一言に、この映画の言いたかったことが全部集約されてい
るのかな、と。

ヴァネッサ・レッドグレープ演じる、モーリスが捨てた妻も登場
するが、彼女の登場シーンは非常に短いのに心に残る。モーリ
スの若かりし頃は華やかだっただろうが、それによってもたらされ
た妻の苦労も垣間見える。
でも、年がいけば人はその苦しみも許し、寛大になれるのかな。
老年の二人の関係には、それが伺える。
自分も老年期には、人の過ちを全て許したような人間でいたいと
思わされた。

この映画は多分そんなにメジャーになっていないと思われるが、
主演のピーター・オトゥールはこの映画でアカデミー賞の最優秀
主演男優賞にノミネートされていたようだ。
うん、確かにそれだけの評価は与えられるべき映画だなと思う。

若い世代には理解できない映画かもしれないが、30代後半以降
の世代には心にくる映画かも。
人間ドラマ02:42comments(0) | - |
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氷の家
評価:
ミネット ウォルターズ
¥ 1,050
(1999-05)

JUGEMテーマ:読書
 
ダニエル・クレイグ主演による1990年代のミステリードラマの
原作が、この「氷の家」です。

イギリスのお屋敷が舞台で、広々とした少し古い屋敷の敷地内に
ある氷室(地下のような納屋)で、身元不詳の遺体が発見される
ところから話が始まります。

その家では10年前、その家の主であるメイバリが行方不明に
なっており、疑惑の目は妻フィービーに向けられます。
でも結局、これといった証拠がないまま事件は迷宮入りに。
そしてその屋敷には、フィービーの幼馴染であり、レズビアンとも
噂されるグード婦人とカトレルが同居し始めるところから、住民には
怪しげな目を向けられるようになり、その3人や屋敷は忌み嫌われる
ところとなっていきます。
そんな屋敷の敷地内で発見された身元不詳の遺体。
また住人は、”彼女たちが殺したであろうメイバリの遺体じゃないか”
と大きく騒ぎ立てるようになるのです。

執拗にフィービーに疑いの目を向ける警部。
これがまた憎たらしい存在です。
また、その部下の警部であるダニエル・クレイグ扮する警部とカト
レルのロマンス的な関係、フィービーの二人の子供の帰省などが
絡み合い、事件の真相へ迫っていきます。

私はこれを映像で見たのですが、なかなかグレーカラーな印象の
ストーリーで、丁寧なタッチで進む展開という印象です。
こじつけっぽくないし、住民の騒動の基にも考えさせられる話で
静かに楽しめる上品なサスペンスでした。

映像が見たい方は、ひかりTVの「AXNミステリー」チャンネルでの
再放送をご覧ください。
それを見ることが出来ない方は、1度この小説を手にされてもいい
のではないかな。

推理の読み、私は外れていました。
最近のサスペンスの傾向から、この人が犯人じゃないかと思う予想
をしていたら違ってた・・・。最近のサスペンス、じゃないからね、それ
も良かったかな。
サスペンス13:19comments(0) | - |
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バイオハザード5/オルタナティブエディション
 
このゲームがしたいがために、テレビを買い替えプレステ3を買った
次第です。
面白くなければどうしよ〜、なんですが、これがまた面白かったん
です!元は取れるくらいゲームしました(っていうか、今もしてます)。

多くのゲームは、数日間やり続けて「はい、さようなら」な自分。
でもこのゲームは何度でもやってしまう、何度でも遊んでしまうの
です。

ストーリーがついた本編のゲームには、
アマチュア
ノーマル
ベテラン
プロフェッショナル
と4ランクの難易度でゲームが出来ます。

前作「バイオハザード4」でも、アマチュア、ノーマル、プロフェッショ
ナルという難易度があったのですが、今回のバイオ5のベテランの
レベルが、バイオ4でのプロのレベル。バイオ5のプロフェッショナル
は、恐ろしく激ムズです。

バイオ4では、主人公レオンは、大統領の娘アシュリーと共に行動
しますので、2キャラで移動するのですが、最初はレオン一人だけ
だし、アシュリーは攻撃もなにもしないで後をついてくるだけなので
すが、
バイオ5は最初から2キャラで、しかも二人ともが敵を攻撃します
ので、協力プレイです。

オンラインでしないときは、自分が操作する以外のキャラはコン
ピューターが動かしてくれます。まあまあな動き。
でもオンラインのときは、相方も誰かが操作をしてくれるので、
敵を倒すときの連携体術なんか面白いです!バイオ4にはない
楽しみ方が出来ます。

プロフェッショナルモードの場合は、協力して助け合わないと、
すぐにどちらか死んでしまうので、協力は必須です。死にかけを
助けてあげたり助けてもらったり、武器や弾をあげたりもらったり
しながら進んでラスボスを倒しにいくわけです。

それからもう一つ楽しいのが、ミニゲームの存在。
マーセナリーズと、マーセナリーズリユニオンがあります。
マーセナリーズでは、時間内に敵を倒してスコアを更新するのが
目的のようなゲーム。マーセナリーズリユニオンもそうなのですが、
過去のバイオハザードのゲームのキャラクターを選べたりします。
レベッカとバリーが登場。また体術連携が面白いがリユニオンの
方です。
マーセナリーズのほうは、ウェスカーが使えるのですが、瞬間
移動が出来る面白さがあります。
これらのゲームもオンラインで協力しながらプレイできます。
一緒に戦う面白さがいいですね。

またミニゲームとして、対戦型のもありますし、バイオ4でいう
エイダ編のような「もう一つのストーリー」をゲームとして楽しめる
ものが二つもついていて、それは
クリスとジルが主人公のゲームと
ジルとジョシュが主人公のゲームが付属してます。
(それが、オルタナティブエディションです)

発売されてから2年近く経とうとしているのですが、まだまだオン
ラインで世界各国の人がプレイを楽しんでいるくらいハマるゲーム
ですね。この値段はお得すぎると思います。

ああ、バイオハザード5のストーリーはどんなゲームなの?って
方に・・・
簡単に言えば、バイオテロを阻止するクリスとシェバが、悪党を
追いながら、道中でウィルスに侵され凶暴化した人間やモンスター
と戦いながら進む、アクション・シューティングゲームです。
初期のバイオとは違って、同じ場所を謎解きで言ったりきたり
する必要は無くなりました。
アフリカが舞台で、バイオテロで人間じゃなくなった村の人々の
襲撃を交わしながら首謀者であるアーヴィングを追い、でも実は
その後ろに黒幕がいて、そいつも追うことになっていく展開です。

初期のバイオから登場しているクリスが主人公。相方は新キャラ
のシェバ。シェバがなかなか頼もしいです。アシュリーみたいに
足を引っ張らないしね(笑)

シェバが飛行機から落ちてしまいそうになる瞬間にクリスがジル
を思い出すシーンは、短いながらちょっと心にグッときます。
ジルはクリスの本当に良い相棒だったんだなと。
まだこのゲームをしていない方のために多くは語りませんがw

迷ってる方がいたら、是非やってください!
この値段はお得なので借りてやるより買ったほうが絶対いいですよ。

TVゲーム20:07comments(0) | - |
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苺とチョコレート
JUGEMテーマ:映画
 
初めてキューバを舞台にした映画を見ました。
キューバでは苺アイスはゲイの象徴なんですってね。

大学生のダビドは、チョコレートアイスを街角で食べているとき、
苺アイスを食べるディエゴに話しかけられます。
失恋して元気がなく、かつ不機嫌なダビドに言葉巧みに話しかける
ディエゴ。彼の誘いにうまく乗せられ、しぶしぶディエゴの家にいく
ことになったわけです。

最初はゲイに対する偏見の塊であり、宗教思想や芸術思想を語る
ディエゴに嫌悪感を覚えるダビドですが、あることからもう1度
ディエゴの家に向かうことになります。

ディエゴのようなゲイなら、自分は友達になりたいですね。
テレビで登場するオカマちゃんたちは、かなり毒舌すぎますし、
発言に思いやりがないし、優しさもない(はるな愛は、別ですが
おすぎとピーコなんか典型的でしょう)。
自分が知っているゲイの知人たちも、どこか心が病んでいて、
テレビでみる楽しいキャラなど一部の人だけじゃないかと思って
しまうほど、数人の知人であるゲイの方の印象は個人的には
悪いです。

でも、この映画のディエゴなら、誰でも惹かれていくんじゃない
かなあ。ダビドが、一人の人間としてディエゴに惹かれていく気持ち
は、視聴者には理解できるのではないでしょうか。

二人の友情を描いたヒューマンドラマですが、キューバの共産主義
世界が、この友情にどのように影響していくのか。

共産主義社会を垣間見て、ちょっと不自由さを感じました。
でも、キューバの美しさも垣間見た気がします。
そして、ラテン人種の明るさも。
魅力的な映画でした。
評価は、4に近い3つ星です。
見たことがない方は、一度レンタルでもいいので見ることをお勧め
します。色んな偏見を消し去ってくれる愛すべき映画だと思います。


人間ドラマ21:53comments(0) | - |