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Music is My Life
Music is My Life (JUGEMレビュー »)
福原美穂,sleepy.ab,ローラ・イジボア
外国の声量のある歌手と間違えるほどめちゃくちゃ歌がうまい!ノレる曲ありゃ切なくさせる曲ありで充実した1枚です。自分で曲を書いてるみたいですが、邦楽ならではのダサいテンポではなく、R&Bっぽい感じ。
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悪霊島
評価:
横溝正史,清水邦夫
¥ 12,800
(2005-03-02)

JUGEMテーマ:映画
 
横溝正史の「悪霊島」って、色んな役者のバージョンがあるのですが、
今回記事にしたのは金田一探偵を鹿賀丈史が演じ、巴御寮人を
岩下志麻が演じたバージョンです。

島田陽子が巴御寮人を演じるバージョンも見てみたいのですが、
この岩下志麻の御寮人はすこぶる良いです。非常に妖艶で色気が
ありミステリアスな雰囲気をかもし出して、これは岩下志麻のすごさ
を垣間見ることが出来る映画でもあります。

原作は、この映画よりもっともっと長編だということで、映画ではかなり
省かれている部分があるため、色んなことに謎が残る形になって
いるのが少し残念。

まず、舞台が「過疎化し始めた孤島」っていうのが怖いですね。
源平の戦いの時代に、平家の武士が7名この孤島に逃げ隠れた
という過去がある孤島。ちょっとその辺りは、同じ横溝正史の
「八つ墓村」にも似ていますね。しかも、そこで殺人が起きる。
薄気味悪い殺人が。

金田一耕輔は、その孤島出身の越智竜平に依頼されて、失踪
した青木という男をその島へ探しにくるところから物語は始まります。
しかしながら青木らしき男は、金田一とは入れ違いで島の崖から
落ちて死に、死に際に「あの島には悪霊がいる」と言い残すのです。
別の殺人事件も起こっていたことから、金田一耕輔の仕事が
始まります。

岩下演じる巴とふぶき、という双子の女性。
巴は妖艶な大人しい知的な女性で、ふぶきは色情の気があり
精神疾患も持っているという女性。
そして、岸本加代子演じる双子の女性。
島の存続にこだわる、権威ある大膳という老人。
失踪した父親を探しにきたという二人の青年、ヒッピー風の旅行者
の青年などなど、怪しげな人々が沢山現れ、どの人もが犯人の
ように思えます。

結局、長編小説を省略して映画化しているため、登場人物の
存在背景が分かりづらいのが難点ですが、シンプルに考えても
犯人の狂気にはゾクっとさせられます。

やっぱり、横溝作品といえば「犬神家の一族」が名作だったので
この映画の面白さはグンと減りますが、刑部島という孤島と
岩下志麻のミステリアスさに助けられて、この作品の質は上がった
のではないでしょうか。

なんかDVDが非常に高い値がついていますね(汗)
見ることが出来た自分はラッキーなのかな。
レンタルされていれば、犬神家の一族の前に見てみるのも良い
でしょう。

岩下志麻が大女優であるという所以が分かった作品でもあります。

邦画14:37comments(0) | - |
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チェイシング・エイミー
JUGEMテーマ:映画

恋愛物のカテゴリーに入れましたが、それにとどまらない深さの
ある作品でした。人間ドラマでもいいかなー。

売り出し中の漫画家である、ベン・アフレック演じるホールでんは
親友パンキーと漫画を描いているんですが、漫画FANが集まる
イベントで同業者のアリッサと出会い、すぐに惹かれます。
しかし、食事に行った際に彼女がレズビアンであることを知って
意気消沈したホールデン。
でも彼女を諦めることが出来ません。とりあえず、良い友達にな
ろうと二人は共に時間を過ごし始めるのですが、そうすればする
ほど彼女への思いは高まっていきます。


さて、ここからネタばれですので、見ていない方やこれから見る
方はスルーしてください。






彼は思いを抑えられなくなり、ついにアリッサに告白するのです。
そして激しく戸惑いながらも、彼を次第に愛している自分に気づいた
アリッサは、彼と結ばれるのです。

ところが、次第にアリッサの奔放すぎる過去が明らかになって
いき、ホールデンは激しく彼女の過去に動揺し、また嫉妬に
苛まれるのです。
彼女の過去をどうしても許せないホールデン。アリッサは、自分
の過去を「愚かだった」と心底後悔しているのですが、ホールデン
の頭からは彼女の噂が消えないのです。






これって、多くのカップルにありえる話なんじゃないかなと思いました。
付き合っている人の過去の恋人の話を聞いて激しく嫉妬する人や
過去の恋人と自分を比較して自信を喪失してしまう人。結構いると
思います。
また、今、目の前にいる愛する存在より、その人の過去にこだわって
しまう自分。
実はそんなこと、とても愚かだって分かっているのに止められない。

ホールデンはそれをどうやって乗り越え、どうやって彼女を許して
いくのでしょうか。

最初はちょっとオバカな映画のように思えたのですが、だんだん
内容が深いなと思い始めて最後まで見てしまいました。

自分も同じような経験があるので、興味深かったです。

まだご覧になっていない方は、是非どうぞ。

恋愛22:15comments(0) | - |
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イブラヒムおじさんとコーランの花たち
JUGEMテーマ:映画

なんか、変わったタイトルの映画だなあと思っていたのですが、
ストーリーが良さそうなので鑑賞してみました。


オマー・シャリフの映画、初めてですね、見たの。
一度引退した彼が復帰作として選んだ映画がコレだそうで。

モモという16歳の少年が主人公です。
モモは父子家庭で、母親は兄を連れて家を出ていきました。
母親に捨てられた感と、父親の帰宅前には食事を用意するという
ちょっと一般的ではない環境にいるモモ。
時々、近所の娼婦を買い、また近所の小さなアラブ人の店で
万引きをするという彼が、その店の主であるイブラヒムおじさんに
影響されて(良い影響を受けて)、変わっていく姿やイブラヒム
おじさんとの交流を描いています。
家族の無いイブラヒムおじさんと、孤独を感じているモモが
心を通わせあい、本当の親子のようになっていく姿。
モモにとっては、砂漠の中に見つけた小さなオアシスだったで
しょう。まさにそんな出会いであり交流でした。

このイブラヒムおじさんとであっていなかったら、モモの人生は
どうなっていたかなと思うと、人との出会いや若い人の育成?
というか若い人への愛情はとても重要だと感じた映画でもあり
ます。

これは一度DVDで鑑賞するのをお勧めします。

 
人間ドラマ22:07comments(0) | - |
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犬神家の一族 1976年版
JUGEMテーマ:映画

子供の頃、母親が映画のサントラ特集のレコードを買ってきまして、
その中には当時の名作の劇中曲が収録されていたのですが、
その中に犬神家の一族がありました。

あの有名なメロディ。男の死体が逆さの状態で湖に足を出したまま
遺棄されている有名なぞっとするシーンとはマッチしないような
物悲しげなメロディが、映画の冒頭から流れています。

「あああ、これこれ・・・懐かしいメロディ」と感慨深い反面、
横溝正史のおどろおどろしさが垣間見える出だしにぞっと
します。

犬神財閥?を一代で築いた犬神左兵衛の臨終シーン。
「なんじゃ?あの眉と髭は!!」と驚きます。
そのキモイ翁が「遺言を残した」と示してから、キャスト名が
流れるのですが、その後に、犬神左兵衛の若かりし頃の白黒
というかセピア色の写真がスライドショーのように出てきます。
これがまた怖い怖い。何かゾクっとさせます。
この映画、ホラーではなくサスペンスなのですが、ホラーであった
洋画「アザーズ」にも白黒の写真で怖がらせるシーンがあり
これってやっぱ、怖がらせる材料になるんだなーと、くだらないこと
を改めて実感しました。

莫大な遺産を残した翁の遺言は、聞いている人が「えええ?!」
と思うような条件。ありゃ身内じゃなくても驚くよねっていう、
ちょっとゲーム的な感じがします。
しかも、第一相続者である珠代(条件付で、第一相続者に
なれます)の婿候補である左清(すけきよ、と読みます)というと、
気持ちが悪い白いマスクをかぶっていて、その下の顔は
戦争の被害の傷跡が生々しく不気味な化け物のよう。
そんな奴が婿候補になるとは・・・と視聴者は思ったはずでしょう。

遺産相続をめぐって次々に起こる殺人事件。
なんとなく展開は読めないわけではないですが、なんだか
気味悪さに最後まで見てしまうという意味では、名作と歌われた
理由も分かります。

キャストも文句なしです。
第一相続者の珠代を島田陽子。めっちゃかわいいです。
むか〜し、彼女の「将軍」という映画を見て、子供心に「なんて
かわいすぎる人なんだ!!」なんて思ったのですが、この映画
でも然り。
金田一探偵が宿泊する宿の女中に、若かりし頃の坂口良子も
登場。これまためちゃくちゃかわいい。島田陽子とは違った味の
かわいさです。こういう役にはもったいない。
あとは、問題の「左清」には、あおい輝彦。これ、似合ってました
ね。マスクが、じゃなくて(笑)。ある人が、左清に思いを寄せて
いたのも頷けるような青年です。それがあのマスクのキモ男
でもあるんですが(謎)。
左清の母に高峰美枝子。すごい迫力ありますね。この映画の
重要人物なのですが、見事演じきっています。
これらの人は、かなり印象的でした。

邦画って好きじゃないって毎回書いてますが、この映画は
好きでした。ゾクっとさせてくれ、ストーリーもしっかりしている
し、配役も文句なし。

DVD欲しいです。
邦画17:56comments(0) | - |