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デビット・リンチ(かつて、「ツインピークス」という海外ドラマ
で一躍有名になった監督)のカメラワークが健在のサスペンス
「マルホランドドライブ」。
心して見ないと、ストーリーの展開が分からなくなるという
テイストも健在です。
まだ売り出し中だった頃のナオミ・ワッツが主演をしています。
それと、海外ドラマ「グレイズ・アナトミー」や「ライトゥーミー・
シーズン2」映画「30デイズナイト」などでブレイクしかかって
いるメリッサ・ジョージもちょい役で登場しています。
いやあ、謎が多い映画ですねえ。簡単に言えば、(ネタバレに
なっちゃいますが)精神世界を描いている感じです。
以下、ちょこちょこネタバレです。
女優の卵であるベティが、叔母の家に滞在中、リタと名乗る
記憶をなくした女が叔母の家に不法侵入してきているのですが、
なぜかベティはリタをいたわり、記憶を共に追いかけることに
します。
「もしかして自分の名前はダイアンかも」というリタの記憶の
かけらを頼りに、ダイアンの家らしきところを訪ねるのですが、
そこには女性の遺体が。リタは何者なのか。
しかし、それでもリタを怖がらずに行動を共にし、家にかくまう
ベティ。
二人の間に恋愛感情が流れ始めるのですが、そこからコトの
真相を描くシーンが始まります。
他の、解説サイトも何も見てないので正しい解釈かどうか分か
らないのですが、自分が解釈した内容は、
女優でありレズビアンの恋人だったカミーラ(リタの本当の名前)
が男性監督と婚約したことで嫉妬に狂ったダイアン(ベティの
本当の名前)が、カミーラの殺しを人に依頼したんですが、お陰
で嫉妬のあまり気が狂ってしまったダイアンが、幻覚の中で
カミーラを”記憶をなくしたリタ”と思い込み、それを助ける
ベティを自分だと思い込んだ、という感じです。
何度も見れば、答えのヒントが転がっている映画だと思うので、2度
3度と見れば味が出てくるかもしれませんね。
ナオミ・ワッツはかわいく魅力的でしたし、演技も良かったなあ。
少なくとも「キングコング」よりは全然GOOD!
一度見てみるのもよし、の映画です。