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Music is My Life
Music is My Life (JUGEMレビュー »)
福原美穂,sleepy.ab,ローラ・イジボア
外国の声量のある歌手と間違えるほどめちゃくちゃ歌がうまい!ノレる曲ありゃ切なくさせる曲ありで充実した1枚です。自分で曲を書いてるみたいですが、邦楽ならではのダサいテンポではなく、R&Bっぽい感じ。
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楢山節考
久しぶりの更新です。長らくネットから遠ざかり、映画もあまり
見ていませんでした。なんか、「これは良かった」っていう映画
になかなか出会えず、映画熱も冷めつつあったのもあります。

そんな中、仕事で手にすることにした「楢山節考」。
高齢化社会の今、こういう作品を見ると、いかに今恵まれて
いるのかを感じざるを得ませんでした。

辰平は、69歳の母と長男けさ吉、次男、三男、弟の利助、
などの大所帯で山の中の田舎に暮らしています(はて、設定
された時代がいつなのかは不明ですが、着ている服などを
みるところによると、江戸時代とか明治時代とかそんな感じ
でしょうか。決して近代ではありません。)

辰平の村では、親が70歳になったら楢山に捨てに行く慣わし
があり、辰平の母は、辰平が後妻をもらったことや、けさ吉が
嫁をもらいはたまたその嫁が妊娠していることから、大所帯
であり食い扶持が増えることから、楢山へ行くことを早々に
決意するわけです。
父親が自分の親を捨てられずに軽蔑していた辰平ですが、
いざ自分が母親を捨てるとなると、決意ができない・・・。

母親の、”70歳になったらすぐ楢山へ行く”という、貧しさ故の
早々の決意。
また、69歳でもまだ生えそろっている元気な歯、働ける元気
な体を”恥”とする世間の空気の中、楢山へ自ら早々に志願し
行くことが、母親の誇りでもあったんですね。
なんとまあ、今の時代とは違うなあと。
今のお年寄りは如、何に自分が他の年寄りと比べて若く見えて
どこも悪くないかを誇りたがる傾向にあります。
体は若い頃に比べ次第に衰え、家族からは次第に疎まし
がられることから早く死にたいとこぼすくせに、死ぬことに
まだまだ抵抗を示し、自分よりボケている人、足が悪い人を
さげすむ”年寄り根性”。(笑)
この映画の時代から比べても、お年寄りも変化しつつあるん
だなと実感。

しかし、楢山節考に出てくる姨捨(おばすて)山は、現実に
一部の地域ではあったようですね、昔から。

時代は変わったなあ、と感心する映画でした。

DVDを買うほどではないですが、一度見るくらいはいいかも
知れない映画です(カンヌ映画祭のグランプリを取った映画に
失礼なコメントですが)。



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